オオカマキリ
 Tenodera aridifolia
分 布
北海道、本州、四国、九州に広く分布する。
分 類 カマキリ目 カマキリ科
形 態
成虫:雄68〜90 o、雌75〜95 o。体色は緑色型と褐色型がある。後翅の基部を中心に紫褐色の斑紋がある。卵のうは褐色の泡状で、ほぼ球形である。
類似種
チョウセンカマキリは、後翅が透明で鮮やかであることや、卵のうが灰色がかり細長く硬いことで区別できる。
生息場所
林縁の茂みや樹木の上などに多く生息する。広い草原のような開放的な環境では比較的少ない。
生活サイクル
繁 殖
交尾・産卵:秋に交尾を行い、陽当たりのよい樹木の枝や草の茎などに泡状の卵のうを産み付ける。雄は交尾中に雌に食べられる場合もある。卵で越冬し、翌春孵化する。
幼虫:幼虫は10回ほど脱皮を繰り返し、成虫となる。
出現期:年1回発生する。成虫は9〜11月に姿を見せる。
食 性
肉食性で主に昆虫類を捕食するが、小型のヘビやカエルを捕食することもある。
国内のカマキリでは最大で、雌のほうが大きい。
危険が近づくと前・後翅を背上に立て、鎌を持ち上げて威嚇姿勢をとる。
雄はよく飛翔するが、雌は体が重いせいかほとんど飛翔しない。
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