クツワムシ
 Mecopoda nipponensis
分 布
本州、四国、九州に分布する。
分 類 バッタ目 キリギリス科
形 態
成虫:体長50〜55 o(翅端まで)。体色には緑色と褐色の2型がある。前胸の背面に濃褐色の太い条がある。雄の尾毛は亜生殖板中央に達する。産卵管はやや湾曲し末端は尖り、体長よりも少し短い。
類似種
クダマキモドキは、全身緑色であることから区別できる。ウマオイは、頭部から前胸の背面に濃褐色の太い条があることや、産卵管が頭部と前胸背を加えたものよりも長いことで区別できる。
生息場所
平野部の畑、路傍、河原などの背丈の高い草原に多く生息する。
生活サイクル
繁 殖
産卵:雌は土中に産卵する。卵で越冬する。
出現期:年1回発生する。8月頃から鳴き始める。
食 性
雑食性だが草食性が強く、様々な植物の葉を採食する。
馬の口につける轡という金属が鳴るように「ガチャガチャ…」と鳴く。多 数の個体が鳴くとうるさく感じるほどである。
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