アオマツムシ
 Calyptotrypus hibinonis
分 布
本州、四国、九州に分布する。特に関東、東海、近畿地方に多く分布する。
分 類 バッタ目 コオロギ科
形 態
成虫:体長15〜24 o。雄は鮮緑色で背面は茶褐色を帯びる。雌は全身鮮緑色である。体形はボート型で扁平、頭部と胸部には微毛がはえる。雌の尾端には尾のように長い産卵管がある。
類似種
マツムシは、アオマツムシに比べやや大型で褐色であることや、鳴き声がアオマツムシとは違い「チッチリ、チッチリ…」と鳴くことで容易に区別できる。
生息場所
森林や、果樹園、街路樹、庭木など樹木のある様々な場所に生息する。
生活サイクル
繁 殖
産卵:雌は樹木の枝や茎に産卵する。卵で越冬し、翌年の6月頃に孵化する。
出現期:年1回の発生で、8月頃に羽化する。
食 性
雑食性で動物質、植物質を問わず様々なものを採食する。
夕方から夜にかけて、雄は樹木の葉上で「リーリーリー…」と鳴く。
一生樹木の上で生活し一度も地上に降りないと言われている。
中国大陸原産の帰化種で、昭和50年代以降急激に増加した。
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