スズムシ
 Homoeogryllus japonicus
分 布
国内では、本州(秋田県以南)、四国、九州に分布する。国外では、中国東北部、朝鮮半島などに分布する。
分 類 バッタ目 コオロギ科
形 態
成虫:体長は雄が約21 o、雌が約23 o。体は暗褐色から黒褐色。触角は淡黄褐色で中央部が白色である。発音鏡は大きく、斜横脈は3本。雄は翅側部横脈が約18本、雌は約10本で翅縦脈が5〜6本ある。
類似種
特異な形態をもつため、見分けを誤るような類似種は国内にはいない。
生息場所
樹林間の草原や、背丈の高いススキ、ネザサ、ヨシなどで覆われた暗く湿った繁みの地上に多く生息する。
生活サイクル
繁 殖
産卵:雌は土中に産卵する。卵で越冬し、翌年の6月頃に孵化する。
出現期:年1回発生し、8月中旬〜下旬に羽化する。
食 性
雑食性で動物質、植物質を問わず様々なものを採食する。
近くに他個体が多くいる場合は「リーン、リーン」とさそい鳴きし、他個体が少ない場合は「リィー、リィー」となわばり宣言をする様な違った鳴き方をする。
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