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国土交通省では、全国各地で毎年のように発生している洪水・高潮氾濫を軽減させるため、治水施設の整備を進めていますが、その整備水準は決して高いとは言えず、完成までに長い年月を要する状況にあります。
そこで、万が一洪水氾濫が発生した場合でも、被害をできるだけ少なくするため、事前に防災のための情報を住民に提供するソフト面の対策が必要不可欠です。
ここでご紹介する情報は、太田川流域を例としたものです。太田川は、広島県西部を貫流する中国地方有数の河川で、この流域は100万都市広島市を含む2市7町2村にまたがり、流域面積は1,700km2、幹線流路延長は103kmです。その流域の観測史上最大規模に相当する洪水や高潮が発生し、仮りに堤防が破堤した場合の10分後、30分後・・・3時間後の各地区の水深の移り変わりを表示しました。広島市内低地のほとんどには、僅か数時間で氾濫水が押し寄せてしまう様子が分かります。
たとえ災害体験のない方々でも、これらの情報をご覧になりながら、いつ襲って来るとも分からない大規模な風水害の疑似体験をすることで、以下のことについて役立てていただきたいと考えています。
(1)普段からの洪水・高潮に対する心構えを新たにする
(2)自分の住んでいる地域の洪水・高潮による浸水被害の可能性について認識を深める
(3)水防への関心を高め、緊急時の迅速かつ的確な水防活動(土のう積等)や避難(経路及び場所の確認)に活用する
(4)自治会(町内会)単位の自主防衛組織の確立に役立てる
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