GoGi通信 第47号


  
    相田2号砂防堰堤

 太田川河川事務所では、平成十三年度より広島西部山系における直轄砂防事業を進めています。
 昨年六月に工事着手した広島市安佐南区の相田地区では、土石流から下流の人家を守るための砂防堰堤の建設を進めてきましたが、八月に事業最初の施設として二基の砂防堰堤が完成しました。
 工事に当たっては、周辺の自然や間近に迫る住宅地に配慮し、山の斜面に木を植えて崩れないようにする「山腹工(さんぷくこう)」の施工を行ったり、砂防堰堤の表面には周辺の山を広くおおう「マサ土」と同じ色を採用するなど、景観との調和を図る工夫もしています。
 相田地区では、引き続いて砂防堰堤に貯まった土砂を除去するための管理用道路や水とともに土砂が下流へ流れ込むことを防ぐ沈砂地の工事に着手します。また、この他の地区でも、砂防工事や用地の取得、必要な調査などを進め、一日も早い安全な地域づくりを目指します。
 今後とも広島西部山系直轄砂防事業の推進に、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。



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