平野の地形



 可部町(かべちょう)の平野は沖積低地(ちゅうせきていち)()める割合(わりあい)が多く、局地的に河岸段丘(かがんだんきゅう)がみられます。河岸段丘(かがんだんきゅう)が発達するのは山田の谷と、それが根の谷川に合流する付近、九品寺から滑ノ上にかけて、上大毛寺から上流の大毛寺川にかけてです。これらの河岸段丘(かがんだんきゅう)はいずれも小さな谷に沿()って分布(ぶんぷ)しているだけで、根の谷川、南原川、太田川などの比較的(ひかくてき)大きい川に沿()ってはみられません。これらの河岸段丘(かがんだんきゅう)のうち、一番普遍的(ふへんてき)なものは、10m程度(ていど)比高(ひこう)を持ったものです。


可部地区に拡がる沖積平野

可部地区に拡がる沖積平野(安佐北区可部町)