モニターの仲間なかまから太田川で見つけた“もの”についての報告ほうこくがあったよ。
これは“川と私達の生活のつながり”に関係かんけいのある“もの”だね。
モニター番号 なかはら よしゆき
1054 中原 祥之くん
中原祥之なかはらよしゆきくんからのはがき
(平成16年1月31日)
 ふねを見つけたよ。
 土手のかいだんを下ると、ふねがとまっていたよ。
 ふねの中には、かごやどう長、ロープなどいろいろなどうぐがありました。
 カニりょうのふねかな?
 ふねのもちぬしにお話をききたいと思ったけど、いなかったのでざんねんでした。

太田川の昔の舟
 太田川の上流・中流は平地へいちが少ないので、昔は道路を作ることがむずかしかったんだ。 だから舟が重要じゅうような交通手段しゅだんだったんだよ。特に江戸時代から昭和時代の初めにかけて盛んに舟が使われ、上流から下流に炭や鉄、紙などを運んだんだよ。
 JR可部駅かべえきの南東にある明神みょうじん公園はその昔、太田川の川舟の発着場はっちゃくばだったんだ。
 道路や鉄道の発達はったつで舟を使った運搬うんぱんはなくなってしまったけど、最近は舟の良さが見直されているよ。 太田川の下流では水上バスが活躍かつやくしているね。
 ほうこく

 中原祥之なかはらよしゆきくん、10回目の報告ほうこくありがとう!
 舟の写真、きれいにれてたね。
 舟の持ち主に話を聞けなかったのは残念ざんねんだったけど、今度、会うことができたら、ぜひ聞いてみてね。
中原祥之なかはらよしゆきくんからのはがき
(平成16年1月31日)
 これは一体、何のためにあるのですか?
 どうやって動かすのかな?
 教えて下さい。
中原くんの見たものは、「樋管ひかん」といって、降った雨などを川に流すためについているんだよ。中原くんが質問している丸いものは「フラップゲート」という名前のフタだよ。
フラップゲートのおかげで、川の水が少ない時にはかんから川へ水が流れ、多い時には川から管へ水が流れこまない様になっているんだよ。
 ほうこく

 中原祥之なかはらよしゆきくん、11回目の報告ほうこくありがとう!
 川には、中原くんが見つけたような樋管ひかんがたくさんあるよ。形が同じか どうか探してみるのもおもしろいね。
●とじる