モニターの仲間なかまからもぐさについての報告ほうこくがきたよ。
「もぐさ」という言葉を初めて聞く人も多いんじゃないかな
もぐさは、ヨモギから作られたおきゅうのことなんだよ。
 もぐさの原料げんりょうであるヨモギなどの野草は、薬草やくそうとして昔から人々に親しまれてきたんだ。 野外やがいで虫にさされたり、切りきずができた時、薬草の知識ちしきがあれば、周囲の植物が救急きゅうきゅう用品の代わりをしてくれることがあるよ。 以下に薬草となる植物とその利用法りようほう紹介しょうかいするよ。 これらの植物は、すべて太田川周辺で見られるよ。調べてさがしてみてね。
モニター番号 おおいし  ゆ か
1066 大石 由香さん



●大石由香さんからのはがき
(平成16年3月14日)
 “もぐさ”というのをおじいちゃんにおしえてもらいました。
 冬の間にかれたヨモギの草をもんで、もんでいたら白くなります。その白いのを“もぐさ”というそうです。そのもぐさは、おきゅうをすえる時、使うそうです。
 おばあちゃんは昔、もぐさの下ににんにくをおいて、足やせなかなどにおきゅうをすえていたそうです。
 なんでも、痛い時やるとキモチいいそうで…
虫さされにきく
アカザ
 葉をしぼった汁を塗る
ウワバミソウ
 茎や根をたたいた汁を塗る
切り傷にきく
オトギリソウ
 乾燥させたものをせんじた汁を塗る
チドメグサ
 茎と葉をもんで汁をつけると止血
ヘラオオバコ
 葉をすりつぶした汁を塗る
ミゾソバ
 葉をよくもんで葉の汁を傷口につける
はれものにきく
アオキ
 生の葉を弱火であぶり、黒くなったものをはる
イヌホオズキ
 葉・茎・果実を塩もみし、その汁をつける
オオバコ・ドクダミ・ユキノシタ
 葉をあぶり、やわらかくなったものをはる
 おきゅうとは、もぐさに火を付けて皮膚ひふをわずかに焼くことで、体の調子を良くする治療法ちりょうほうのことなんだ。
 ヨモギがもぐさの原料として使われるようになったのは、火きが良いという理由以外にねつをやさしくつたえることができるからなんだよ。
 ほうこく

大石おおいし由香ゆかさん、3回目の報告ほうこくありがとう!
 大石さんは、実際じっさい、もぐさ作りにチャレンジしてみたのかな?
 他にも薬草やくそうとなる植物を見つけたら、報告ほうこくしてね。
●とじる