坂田悠綺さんは、しっかりと観察かんさつをしているね。
こんなふうに、去年きょねんくらべた様子ようすを報告してくれると、よく分かるね。
モニター番号 さかた   ゆ き
1140 坂田 悠綺さん
さて、坂田さんが整理してくれた報告によると・・・
(1) 秋(11月頃)になると見ることができる
(2) 大きくて黒い魚が群れでじっとしている
(3) 1週間くらいでいなくなる
ということでした。
 観察した京橋川の上柳橋は、川全体でいうと下流だね。太田川(京橋川や元安川などを含む)の下流では、コイ、コウライニゴイ、スズキ、 ボラ、マハゼ、ヌマチチブが過去の秋の調査で見つかっているよ。
 このうち、坂田さんの報告に近い魚は、ボラじゃないかな。ボラは、夏になると高瀬堰の下流付近まで上ってきて、 秋になり川の水温が下がると、海の方に下っていくので11月頃には上柳橋あたりで見ることが出来ると思うよ。 大きなものは坂田さんの報告のように60センチになり、群れでいるのも特徴だよ。
●坂田悠綺さんからのはがき
(平成16年12月19日)
 質問があります。
去年も、今年も、(たぶん11月ごろ)上柳橋から、京橋川をのぞくと、60cm位の大きな黒い魚が、たくさん群れを作って、じっとしているのです。 去年は、「たくさん鯉がいるなぁ広島城から逃げ出したのカナ〜」と思っていました。でも、それは1週間くらいでいなくなってしまいました。 そして今年もやはり11月ころたくさんの黒い魚を見ました。また1週間くらいでいなくなりました。そこでまとめると
  @秋になると見られる
  A大きくて黒い魚が群れでじっとしている
  B1週間位でいなくなる
ということから、鯉じゃないのではと思います。サケはこの辺にはいないと思うけど、サケの仲間でしょうか?
●とじる