太田川
(
おおたがわ
)
にはたくさんの
魚
(
さかな
)
が
棲
(
す
)
んでいますが、
平成
(
へいせい
)
12
年
(
ねん
)
に
調査
(
ちょうさ
)
をした
時
(
とき
)
は44
種類
(
しゅるい
)
の
魚
(
さかな
)
が
見
(
み
)
つかっています。
たとえば、
加計町
(
かけちょう
)
あたりの
太田川上流
(
おおたがわじょうりゅう
)
にいくとアマゴ、カジカなどの
渓流
(
けいりゅう
)
の
魚
(
さかな
)
が
棲
(
す
)
んでいます。
可部町
(
かべちょう
)
あたりではアユ、オイカワ、カワムツ、ムギツク、カワヨシノボリなどのほか、
今
(
いま
)
では
少
(
すく
)
なくなったオヤニラミやアカザも
見
(
み
)
られています。
高瀬堰
(
たかせぜき
)
あたりから
下流
(
かりゅう
)
ではメダカ、フナ、アブラボテなどが
見
(
み
)
られ、
河口域
(
かこういき
)
ではスズキ、ボラ、マハゼ、クロダイなど
海
(
うみ
)
の
魚
(
さかな
)
もたくさん
見
(
み
)
られます。
川
(
かわ
)
に
棲
(
す
)
む
魚
(
さかな
)
には
一生
(
いっしょう
)
を
川
(
かわ
)
で
過
(
す
)
ごすものと、
海
(
うみ
)
と
川
(
かわ
)
の
間
(
あいだ
)
を
行
(
い
)
き
来
(
き
)
する
魚
(
さかな
)
がいます。
代表的
(
だいひょうてき
)
なものがアユです。アユは
川
(
かわ
)
で
生
(
う
)
まれていったん
海
(
うみ
)
に
下
(
くだ
)
り、しばらく
海
(
うみ
)
で
生活
(
せいかつ
)
して
川
(
かわ
)
に
帰
(
かえ
)
ってきます。
太田川
(
おおたがわ
)
にはこのほか、ウナギ、サツキマス、ウツセミカジカ、ヨシノボリなどが
海
(
うみ
)
から
川
(
かわ
)
へ
上
(
のぼ
)
ってきます。
拡大図は
こちら
から
昔
(
むかし
)
、メダカは
太田川
(
おおたがわ
)
やそのまわりの
用水路
(
ようすいろ
)
にたくさん
棲
(
す
)
んでいたんだ。 だけど
最近
(
さいきん
)
ではとても
数
(
かず
)
が
少
(
すく
)
なくなってしまったんだ。 メダカは
流
(
なが
)
れの
緩
(
ゆる
)
やかな
川
(
かわ
)
や
水路
(
すいろ
)
で
水草
(
みずくさ
)
などがあって、
卵
(
たまご
)
を
産
(
う
)
んだり
隠
(
かく
)
れたりできる
場所
(
ぼしょ
)
がある
所
(
ところ
)
に
棲
(
す
)
んでいるんだ。 もし、みんなの
家
(
いえ
)
の
近
(
ちか
)
くに、コンクリートで
固
(
かた
)
められていない
農業用水路
(
のうぎょうようすいろ
)
や、
太田川
(
おおたがわ
)
だったら
流
(
なが
)
れがほとんど
無
(
な
)
いような
所
(
ところ
)
で、
水際
(
みずぎわ
)
に
草
(
くさ
)
が
生
(
は
)
えた
浅
(
あさ
)
い
所
(
ところ
)
があったらメダカがいるかもしれないよ。
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