太田川の下流には
どんな生きものがいるのかな?



護岸の表面
タマキビガイ
大きさは1cmくらい。水がきらいな貝で、潮がみちてくりと、水からにげるように高い場所に移動します。
フトヘナタリ
大きさは4cmくらい。ひき潮の時には、壁にくっついているが、8月末にはひがた表面で観察できます。
マガキ
広島湾の名産。野生では岩にくっついています。いろいろな形をしています。
  
イワフジツボ
大きさは1cm以下の小さなフジツボ。みち潮のときには上からホウキのような手をだし、プランクトンをかき集めて食べます。
  
ひがたの表面
チゴガニ
大きさは2cmくらい。泥のひがたで、たくさん群れをなして生活しています。
ヤマトオサガニ
大きさは5cmくらい。長く突き出た目をもっていて、泥の中から目だけ出していることがあります。
ケフサイソガニ
3cmくらいの赤っぽいカニ。オスのハサミには、やわらかい毛が生えています。泥のひがたの石の下やカキのからの間などにいます。
コメツキガニ
大きさは2cmくらい。砂の中の細かい生きものを砂ごと食べ、吐き出した砂を団子にして巣あなのまわりに、並べます。
ウミニナ
3cmくらいの巻き貝。砂の表面で生活するが、砂の中にもぐっていることもあります。
アラムシロガイ
大きさは2cmくらい。ふだんは砂の中にもぐっていることが多いようです。
  
カワザンショウガイ
大きさ0.8cmくらいの小さな丸っこい貝です。
  
砂の中
ゴカイ
大きさは10cmくらいになります。釣りえさとして有名。砂地にすんでいます。
ヤマトシジミ
2cmくらいの大きさの黒っぽい貝。シジミ取りでよくとられている貝です。味噌汁の具やつくだになどにされます。
アサリ
しおひがりでよくとられる、食べておいしい貝。からだのもようにはさまざまなものがあります。
  
ヒライソガニ
4cmくらいの平たいカニ。石の下にすんでいます。体のもようにはさまざまなものがあります。
  
川にすむ魚
川にすむ魚
コイ
体長60cmかそれ以上になる大型の魚。バケツのような口で川底の貝や虫や水草を砂ごと吸い込んで食べています。砂はえらぶたからはきだし、貝などはのどにある歯でかみくだきます。
ギンブナ
体長は30cmくらいになります。ギンブナにはほとんどオスがいません。メスだけ産卵し、その卵はふつうにふ化しりという変わった習性をもっています。
海にも川にもすむ魚
ウグイ
体長30cmくらいになるスマートな魚。サクラの咲く頃に産卵期をむかえ、腹に赤い線があらわれます。川で生まれ、川で生活しているものと、海にくだって大きくなるものとがいます。
海にすむ魚
ボラ
体長は50cmくらいになります。大きくなるにつれて「イナ→ボラ→トド」とよび名が変わります。よく、ジャンプをします。
スズキ
成魚の体長はふつう50cmくらいですが、なかには1mに成長するものもいます。大きくなるにつれて「セイゴ→フッコ→スズキ」と呼び名が変わります。
マハゼ
体長は15cmくらい。産卵期は冬で、秋から冬にかけてはよく太ります。秋のハゼ釣りの対象となっています。
下流の鳥
ハシボソガラス
大きさは約50cm。ガァーガァーとにごった声で鳴きます。
キジバト
大きさは33cm。お寺にいるドバトより少し小さい。デデポッポーとくり返して鳴きます。
スズメ
大きさは14.5cmくらい。ほおに黒い点があります。チュン、チップ、ジュジュジュなどといろいろな声を出します。
ツバメ
大きさは18.5cm。深く切れ込んだ尾っぽ(えんび服のえんび)と、赤いのどが特徴です。チュピッ、ツピッと鳴きます。
マガモ
大きさは60cm。オスは緑色の頭と黄色いくちばしがめだちます。また尾っぽの上にカールした羽があります。メスは全身茶色でめだちません。グェッグェッと鳴きます。
カモメ
大きさは約44.5cm。くちばしとあしが黄緑色で、尾は白い。夏羽は体下面が白く、体上面が灰色。冬羽は頭から首にかけて濃い灰色の縦斑がまばらにあります。クィァオーと鳴きます。
  
アオサギ
全身が灰色をしたサギで、日本で見られるサギ類中最大。冬期は暖地に移動する。主に水辺にじっと立ったまま魚を待ち伏せする。翼を下げて前で合わせ日光浴をする。
  



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