• 整備効果

  • 産業振興

企業活動の活性化 ~物流コスト効率化による企業活動支援~

山陰側の幹線道路は、夜間も多くの大型車が通行しており、全体交通量に占める大型車交通量の割合が3~4割と高い傾向にあります。

鳥取県東伯郡北栄町において、国道9号を通行する商用・運送車の約2割が中国地方以外の車籍地で、長距離移動に利用されていることが想定されます。

山陰道が開通し、高速道路がネットワーク化されることで、さらに効率的な物流活動が可能となり、企業活動の活性化が期待されます。

鳥取県の工業団地は、東部地域と西部地域に多く集積しており、中部地域では、工業団地の立地数や工業用地が少なく、分譲率も低い状況です。

企業が工場を立地する際には、「人材・労働力の確保」、「高速道路を利用できる」を選定理由とするという意見もあり、今後、山陰道が整備されることにより、企業進出の促進が期待されます。

山口県長門市にある仙崎漁港で水揚げされた水産品は、毎日、下関・九州方面等へ運送されています。

山陰道の整備により、下関・九州方面への物流が安定化し、仙崎漁港の水産物を活かした地域産業の活性化が期待されます。