日本で一番多い形式で、三角形のコンクリートの重力で水を堰き止める支える構造。苫田ダムもこの形式です。
かつては工期が長いというデメリットがありましたが、1980年代に開発された工法(RCD工法)によって工期は大幅に短縮できるようになりました。
アーチの形でダムにかかる水の力をダム両側や底の岩盤に分散させる構造。
使用するコンクリートの量は少なくてすむというメリットはありますが、建設地は基礎地盤が強固な渓谷に限られます。
中心部(コアゾーン)に粘土質の土で壁をつくり、その両側(上流側と下流側)に岩の山(ロックゾーン)をつくって支える構造です。
コアゾーンが中央に垂直に立っているものを「中央コア型ロックフィルダム」、傾斜しているものは「傾斜コア型ロックフィルダム」と呼んでいます。