郡家国道維持出張所
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平成17年度「道路ふれあい月間」ポスター・作文受賞
 平成17年度「道路ふれあい月間」の実施に合わせ道路に関するポスター・作文を募集したところ、今年度もたくさんの応募があり、この度、各賞の授賞式が行われました。 
 当出張所管内での受賞者は、中国地方整備局長賞が2名、鳥取河川国道事務所長は4名という素晴らしい結果でした。授賞式は、中国地方整備局長賞が8月1日に広島市で行われ、鳥取河川国道事務所長賞は8月3日に鳥取河川国道事務所で行われました。
受賞者の皆さん、おめでとうございました。
受 賞 作 品
中国地方整備局長賞
(作文)

 みちをまもってくれてありがとう

八東小 二年 青木 たくのり
 ぼくは、なつ休みに、とてもめずらしい車にのりました。それは、みちのパトロールをするための『どうろパトロールカー』という車です。みちがこわれていないか、みちにあながあいていないかなどを見て回るそうです。よるもパトロールをして、しょうめいとうのこしょうがないか、どうろひょうしきがよく見えるかなどを見るそうです。
 車の中は、それほどかわっていなくて、お父さんの車みたいでした。でも、マイクがあったり、赤やみどりのボタンがたくさんついていたりしたので、なににつかうのかなと、思いました。うしろにはしかけがあって、いつもは、「パトロール中」と書いてあるけど、みちになにかかわったことがあると、「この先つうこうどめ」というようなひょうじばんが出てきて、みんなにしらせてくれるそうです。
 ぼくたちのみちをまもるために、このようなはたらく車があることをしって、ぼくは、すごいなあと、思いました。この車のおかげで、みんなのけがやじこがへって、ぼくたちが、あんぜんに、たのしくくらすことができるのです。毎日、なにげなくかよっているみちだけど、たくさんの人のおせわになっているのだなと、思いました。
 ぼくは、みんなのみちをまもってくれる車のことについて、もっと、知りたくなって、本でしらべてみました。すると、『どうろパトロールカー』いがいにも、ゆきをどけてみちをひろくする『じょせつブルドーザー』や、こおったみちのゆきをけずってとおりやすくする『モーターグレーダー』、水をまいて、みちにほこりがたたないようにする『さん水車』、車についたブラシで、みちをそうじする『ロードスィーパー』などがあることがわかりました。
 ぼくは、はじめて『どうろパトロールカー』にのったときには、町で見かけたこともないと思っていました。けれど、それからよく気をつけて見ると、ときどき町をはしっていました。それまでは、『どうろパトロールカー』に気づいていなかったのです。ほくたちのみちをまもるために、たくさんの大人が一生けんめいはたらいてくれていることがわかりました。ぼくも、みちをだいじにつかいたいと思いました。ぼくたちの大切なみちをまもってくれて、ありがとう

未来へとつづく道を大切に

八東小 四年 青木 瑛子
 私は、社会の時間に、変わってきた川の様子について学習しました。では、道はどう変わってきたのかを調べてみたくなりました。そこで、さっそくおじいさんやおばあさんにたずねてみました。
 おじいさんやおばあさんが通学していた道は、小石がしかれたじゃり道だったそうです。風が吹いたり、車が通ったりすると、砂ぼこりがまったそうです。遠足の時などは、たくさんの子どもや先生が通るので、ふだんより砂ぼこりがもうもうとたったそうです。
 それから、昔の道はばはせまく、歩道もなかったそうです。おじいさんやおばあさんは、ぞうりやげたをはいて、その道を歩いて通学したそうです。ずい分きけんで、歩きにくそうだなあと、思いました。
 また、こんな事もあったそうです。雨の日に、じゃり道を車が通ると、道の両側にじゃりがもり上がって、道にでこぼこができます。そこに中学生の自転車が乗り上げて転び、大けがをされたそうです。自転車での通学も大変だったのだなあと、思いました。
 やがて、少しづつほそうが始まり、歩道もつくられるようになったそうです。
 今、私達が通学している道は、全てほそうされていて、そのほとんどが歩道と車道が区べつされています。私は、これまで、学校までのきょりが長くて大変だと感じていたけれど、ずい分よくなった道を通っているのだなと、思いました。
 こうして、道のうつり変わりについて調べてみると、たくさんの人のど力があって、今の道ができている事が分かります。
 おじいさんやおばあさんが子どものころよりも、ずっとずっと昔から、みんなをつないできた道です。道の様子はちがっても、みんなをつないでくれた道だから、これからは、私たちの手で守っていかなければいけません。
 私の子どもが通学する道は、どんなふうに変わっているのだろうかと考えました。今よりもっと自然がゆたかで、花や草木がいっぱいの道、お年よりや車いすの人も通りやすい道、たばこのすいがらやごみのないきれいな道、明るいあいさつがかわされる道、そんなすてきな道を歩いてほしいです。
 そんな未来へとつづく道だから、私たちの手で大切にしていきます。

くらしを支える道路大切に

八東小 六年 青木 瑶子
  「星とお月さましか見えないよう。」
車にねころんだ弟がさけんだ。ただ今、午後十一時。いつもなら、もうねむっている時刻だ。私たちは、これから愛知万博へ行くために、家族で父の車に乗り込んだ。こんな時刻に車に乗るなんて初めてだ。私は、ねむいのも忘れて、わくわくしてきた。さあ、出発。
 あたりは真っ暗。その中を車は進む。大丈夫かなと少し不安になった。けれど、そのうちねむくなり、うつらうつらとしてきた。どのくらいたっただろう。ふと、目をさまし、窓の外を見ると、車のヘッドライトがちらちら見えた。こんな真夜中でも、人や車は休まず動いている。それを支えているのが道路なのだと、ぼんやりした頭で考えた。
 早朝、私たちの目的地である愛知万博の会場へついた。愛知万博では、葉っぱをテーマにデザインされた一人乗り電気自動車や、人を乗せて階段の昇降もできる搭乗歩行型ロボットを見た。このような車が走る道路は、どんな道路だろうかと想像してみた。にじ色道路や水玉道路も似合いそうだ。そして、体の不自由な人のために、立っているだけで動いてくれる道路をもっとふやすのはどうだろう。人々のアイディアで、道路はさらに使いやすいものへと変わっていくにちがいない。
 楽しかった思い出をむねに、私たちはよく日、帰路についた。帰りは、昼過ぎの出発だったので、行きとはまたちがった発見ができそうだ。父が、
「何県を通っているのかよく見ておくんだよ。」
と言った。私たちは、早速地図を広げて、窓の外を見た。私たちは、全部で五県を通りぬけて、帰宅した。その間、実にさまざまな道路を見てきた。車線が何本もあるような道路や、大勢の人が行くかうにぎやかな道路、田畑の間に見える細いあぜ道など、町の景色にとけこんで、どこまでも道路は続いていた。
 今回の家族旅行を通して、私は、朝、昼、ばんの道路の様子をこの目で見ることができた。さらに、未来の道路のことへと思いをめぐらせ、改めて、私たちのくらしは、道路に支えられていると感じた。そして、未来の道路へとつなげていくために、私にできることは何かを考え、小さなことでも行動していきたいと考えた。小さな力が集まれば、大きな力になることを信じて、これからも、私たちの道路を大切にしたい。
中国地方整備局長賞
(道路の部・ポスター)
 ※ポスターをクリックすると拡大します↓
八東小2年 青木拓憲さん 八東小4年 青木瑛子さん 丹比小6年 山根美和さん 八東小6年 青木瑤子さん

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