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道路標識はなぜ夜見えるの?
皆さんは夜間、道路を走行中に道路標識が光って見える事はご存知ですね。
ここでは、光の反射の種類や標識の構造を解説します。


道夫君:疑問があるんだけど、なんで国道沿いの道路標識は夜でもはっきりと見えるの?
国道さん:確かに、車に乗っていながら見ていると昼間よりもはっきりと見えたりするね。道路を利用する人達にとって道路標識って安全に走行する為になくてはならないものなんだ。だから、真っ暗になってしまう夜にも、走行する人達に見やすくなる様に作ってあるんだよ。だから、道夫君の言う通り夜でも良く見えるんだ。
道夫君:なるほど〜。そういえば、こないだ、夜に見た標識は光っている様に見えたよ!!
国道さん:道夫君、よく見ているね。その通り、道路標識は光る様に作ってあるんだ。じゃあ、なぜ光るのかを説明してみよう。夜、標識が光って見えるのは、道路標識が車のヘッドライトの光を反射しているからなんだ。
 
反射の種類
(1) 再帰性反射          入射した光は、光源に向かって反射します。道路標識はこの反射の仕組みを応用しています!
(2) 乱反射           凹凸のある表面では、入射した光はあらゆる方向へ拡散して反射します。
(3) 鏡面反射         鏡などの表面では光は入射角と同じ角度で反射側に反射します。

再帰性反射の原理
自然界における光の反射には、上図にもあるように、3通りあります。
(1)光源の方向に反射光が戻る「再帰性反射」
(2)通常の物体で見られる「乱反射」
(3)鏡のような「鏡面反射」
 道路標識には(1)の再帰性反射が利用されています。左図中のガラスビーズをカプセルレンズといい、光が入ってきた方向に光を反射する機能があります。道路標識は、このレンズを集め平面に張り合わせてある為、ドライバーから見ると、標識が明るく光って見えるのです!
道夫君:へぇ〜!毎日なにげなく見ているけど、こんな仕組みになってたんだ!納得したよ!

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