●「子ども110番の工事現場」とは
「子ども110番の家」は、子どもが助けを求めてきた時に、商店・事業所・民家等で、一時的な保護と警察等への通報に協力するもので、警察の指導で全国的に広まっています。
国道53号京橋補修工事現場は、智頭町立智頭小学校、同智頭中学校、鳥取県立智頭農林高校の通学路にあたり多くの児童や生徒さん達が利用しています。
本現場で実施する「子ども110番の工事現場」は「子ども110番の家」にならい、いざという時、子どもたちが助けを求める場所として工事現場を提供することで、路上での犯罪や危険から、より素早く保護ができることを目的に行います。また、犯罪を抑止する効果による地域貢献や地域との連携強化をはかり、子どもを道路上での犯罪から守ることにつながればと考えます。
●取り組み内容
(1)国道53号京橋補修工事現場及び現場事務所に子ども110番の工事看板を設置し、現場作業員全員は子ども110番ロゴ入りチョッキを全員着用して作業を行います。
(2)子ども達が助けを求めやすい雰囲気にする為、登下校時の児童、生徒達に必ず挨拶をし、作業員の身だしなみを整えます。
(3)現場作業員へは、マニュアルを配布・説明し周知させます。
●子ども達が実際に助けを求めた場合の対応は次の通りです。
(1)子ども達が工事現場へ助けを求めた場合、速やかに智頭警察署、学校、郡家国道維持出張所に連絡します。また、怪我等のある場合は救急車を要請します。
(2)助けを求めた子どもは安全な場所へ保護します。場所は現場事務所としています。
実施期間:平成18年5月10日〜平成18年6月中旬
(国道53号京橋補修工事の現場施工を行っている期間)
●現場代理人より
 現場代理人 ショーボンド建設(株)高橋さんより
子ども110番の工事現場を始めた動機は、施工橋梁の京橋が周囲に幼稚園を始め高等学校を含めると5箇所の学校が点在しており、京橋の歩道が通学路に指定され、多くの子ども達が行き交う場所であったからです。また、最近子どもを対象とする事件・犯罪が増えてきており、その事件等を未然に防ぐものになればという思いで始めました。
実際に実施してみて感じることは、地元の方々からこの子ども110番の工事現場に対して熱い応援を貰え、工事に対するイメージが変わったと言われることです。それに子ども達に挨拶をするとお互いに気持ちが良くなることです。期間としては5月上旬から6月中旬と短いのですが、これからも張り切ってがんばろうと思います。
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