千代川フェスティバル2001
智頭町「杉の木村」に1500人が集まる |
「千代川フェスティバル2001」が千代川流域圏会議の主催により、智頭町杉の木村で平成13年8月25日(土)に開催されました。
「集まれ!!流域の河童たち」と題して行われたこのフェスティバルは、当流域圏会議が千代川の日(8月24日)を制定したのを受け開催されたもので、今年で4回目の開催となります。
このイベントは、千代川流域の市町村が一同に集い、特に将来を担う子供たちに千代川を知って体験してもらう事を目的として実施しています。今回は千代川の源流に近い山間部での開催ということもあり、「川で遊び、森で学び、川辺で安らぐ」をテーマに川と森の関係を主題として実施されました。
当日は好天にも恵まれ、市街地から離れた場所にも関わらず、会場には約1500名もの人が訪れ、川に関する催し物を楽しんでいました。
中でも一番人気があったのは「ヤマメのつかみ取り」でした。600匹のヤマメを2回に分けて放流すると、みんな一斉に川に入り、つかみ取りを楽しんでいました。
「カッパの学校」も多くの参加がありました。この学校は当流域圏会議の会員ほかボーイスカウト連盟の協力を得て行われました。
まず、「植物観察会」が、自然保護の会の西尾幸弘さんにより行われました。植物についての講義の後みんなで学校建物裏の山や、川岸に行き植物採集を行いながら説明を受けました。
再び学校に戻り、押し葉の作り方など採取した植物を標本にする方法を学びました。また、保護者のかたが熱心に質問する姿もみられ大変充実した観察会となりました。
午後からは「水生生物観察会」が山本晴恵さんにより行われました。簡単な説明のあと、川に入って水中に住んでいる昆虫を捕り、その虫がいるということにより川の水がどのくらいきれいかを学ぶことができました。源流に近い上流域とあってきれいな水に住む昆虫が多く見られたようです。 |
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ヤマメのつかみ取りの模様 |
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植物観察会の模様 |
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水生生物観察会の模様 |
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並行してボーイスカウト連盟による「アウトドア教室」が行われました。ここではロープの結び方、屋外での火起こし体験、ロープで作った吊り橋の渡り方、目隠しで歩く五感と体感を働かせた歩き方等、アウトドアで役立つ事を学びました。
降雨体験コーナーは、降雨体験機によりいろいろな強さの雨を体験をするコーナーです。普段体験することの出来ない時間200mmの降雨など、体験機を使い疑似体験することが出来ました。
会場から少し山に入った場所では、「森で学ぼう」と題し、枝打ち、間伐の実演が行われ昔ながらの枝打ちや、枝打ちロボットを使った枝打ちなどを見学し、森と川の関係などを学ぶことができました。
子供たちの夏休みの宿題のお手伝いをする「夏休みの宿題コーナー」では「木工教室」が大人気でした。木ぎれなどを利用してそれぞれ思い思いの物を作成されたようです。
木を使ったイベントとして丸太切り競争も行われました。大人から子供まで汗を流しながら誰がはやく丸太を切れるかを競っていました。参加者は自分の切り落とした丸太に焼き印を入れ記念品としました。
また、流域内の各市町村と郵便局により出店された「楽市楽座」も賑わっていました。各市町村自慢の特産品が多数有り、流域内の多様性を表していました。
以上のように数々の多くの催しが行われたこのフェスティバルは、大盛況で幕を閉じました。 |
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アウトドア教室の模様 |
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降雨体験コーナーの模様 |
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丸太切り競争の模様 |
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