山本委員(鳥取県生物学会 幹事)からのレポート
川の中に住む生き物の種類で、千代川の水のきれいさを4段階に分類する調査に取り組んでいる山本委員によると、千代川流域で水質が『きれい』から『少し汚い』に変化した場所は、1998年までわずか2箇所だったにもかかわらず、'99年〜'03年のこの5年間で13箇所に増えているということです。
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山本委員よりひとこと
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水の汚れる一番の原因は、家庭から出る雑排水(洗剤・シャンプー・ラーメンの汁・米のとぎ汁など)だと考えられます。
水の汚れは川から海へと流れ、いずれ食べる魚となって、私たちへと返ってきます。パンが主食のドイツでは、お皿についたスープをパンにしみ込ませて食べ、汚れを流すことはありません。
お米が主食の日本人はどうでしょう?
水で洗い流すご家庭が多いと思います。
浄化槽に頼らず、米のとぎ汁は植物へ、環境に優しい洗剤を使うなど、汚れたものを何でも水に流さない努力を各家庭で心がけてください。川はキレイになります。 |
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