千代川清流保全宣言

千代川清流保全宣言
(H12.07.14)

 鳥取県東部の住民の生活を支え、命を育んできた千代川は、鳥取県八頭郡智頭町沖ノ山に源を発し、途中佐治川、八東川、袋川、旧袋川などの支川をあわせながら鳥取平野の中央を貫流し日本海に注いでいる。その流域は鳥取県東部10市町村にまたがり、面積は1,190km2、長さは52kmを有し、流域内の人口は20万人に及んでいる。
 この千代川の水質が、近年の社会環境の変化により、将来は劣化すると危惧されている。
 現在の千代川の清流を次世代に引き継ぐことは、私たちに課せられた責務である。
 ここに、私たち、千代川流域圏会議は流域住民の衆知と総力を結集し、千代川の清流を保全するため、次のとおり宣言する。

一、流域住民の水質保全意識の高揚を図り、啓発活動と住民運動組織の育成支援を推進する。
一、流域住民が親しめる水辺環境づくりに努める。
一、地域の実情に応じた各種の河川浄化の取り組みを行う。
一、千代川の水源となる森林の保全に努める。
一、清流保全のための10市町村統一条例の制定に向け努力する。
平成12年7月14日
千代川流域圏会議

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