

社会実験について
国土交通省などで構成する山口県道路交通渋滞対策部会では、山口市中心部の渋滞緩和を目的としたTDM(交通需要マネジメント)施策を推進し、交通課題の解消を目指しています。
2022年10月21日金曜日〜28日金曜日、山口市内の中心部において、マイカー通勤をされる方を対象に、一斉に朝の通勤行動を変更して頂く「社会実験」を実施します。
ご自身のライフスタイルにあった通勤行動の変更でご参加ください。
※実施期間中は、県内一斉ノーマイカーデー(21日)、山口市一斉ノーマイカーデー(28日)、山口市民公共交通週間(24日〜30日)があわせて
実施されます。
山口市中心部の朝の旅行速度情報
下の動画では、山口市中心部の朝の時間帯における旅行速度の変化を、15分ごとに確認できます。
旅行速度データ:ETC2.0プローブデータ(2021年9月〜11月平日)
※国土地理院ウェブサイト「地理院地図(電子国土Web)」の地図画像を加工して作成
移動時間帯を変える、ルートを変える、過ごし方を変える、移動手段を変えるなど、いつもの行動を見直して、「いつも渋滞している」を変えてみましょう!
より詳しい渋滞回避行動を紹介します。
おすすめの渋滞回避行動
時差出勤!
いつもより少しだけ移動する 時間帯を早く・遅くしてみる!
みんなが同じ時間帯に同じ方向へ移動することで、渋滞は発生します。
たとえばいつもの時間帯より15分…30分…とずらすと渋滞している道もスムーズに通行できることも。
早めに目的地に到着した日は、余裕のある朝のスタートをきってみましょう。

経路の変更!
普段のルートを見直して渋滞箇所を迂回してみる!
慣れた道は走りやすいけれど、時間によっては他のルートの方が所要時間は短いかもしれません。
例えば、平日朝7時において防府方面から山口市中心部へ移動する場合、最短距離の山口防府線より渋滞箇所を迂回する国道262号と国道9号経由のほうが早く山口市中心部に到着できます。
また、高速道路は時間帯にかかわらずスムーズに走行できるため、山口ICや湯田温泉スマートICを経由することで目的地に早く到着できるかもしれません。
高速道路ではETCマイレージサービスによる平日朝夕割引を実施していますので、ご確認ください。

テレワーク!
「今日は自宅で」通勤しない手も!
テレワークを行うことで通勤自体をしなければ、移動にかかる時間が浮くだけでなく、通勤で生じる疲労やストレスの負担が解消されます。
テレワークが可能な環境が整っていれば、積極的に実施してはいかがでしょうか。

移動手段の変更!
公共交通機関(鉄道・バスなど)、自転車、徒歩など、移動手段はいろいろ!
マイカー通勤では運転に集中する必要がありますが、公共交通機関を利用すると移動時間=自分時間として使えます。
自転車や徒歩だと運動不足解消につながるだけでなく、ガソリン代の節約など、お財布にも環境にも優しい行動に。山口市ゼロカーボンシティ実現にまた一歩近づきます。
ぜひ移動手段について検討してみてください。

関連情報
山口市内では、TDM(交通需要マネジメント)に関する取組が行われてきており、「一斉ノーマイカーデー」、「サイクル・アンド・ライド」、「シェアサイクル実証実験」などが実施されています。その他、下記に示す関連情報をご確認ください。
社会実験の結果
取組の実施前と実施中の旅行速度を比較すると、国道9号や宮野大歳線の一部区間では実施期間中の平日7時台や8時台において速度が
向上しました。
国道9号の上り方向(益田方面)では、実施期間中に混雑時間帯である7:15〜8:15に朝田IC合流部を通過し神田町交差点に至る車両の所要
時間が平均で1〜2分短縮しました。
TDM実施による山口市中心部エリアの旅行速度の変化

旅行速度データ:ETC2.0プローブデータ
TDM実施前|2022年10月14日〜20日(平日) TDM実施中|2022年10月21日〜28日(平日)
※国土地理院ウェブサイト「地理院地図(電子国土web)」の地図画像を加工して作成
国道9号上り 走行時間帯別の所要時間の変化 朝田IC合流部〜神田町交差点(3.1km)

参加事業所
2022年度(令和4年度)の社会実験において、下記の12事業所を含む計38事業所にご参加頂きました。
ご参加ありがとうございました。
- エクスプレス山口
- 株式会社宗像建設
- 共立地下工業株式会社
- 有限会社末廣
- 有限会社湯田予備車検場
- 維新国際特許事務所
- 株式会社技工団
- ライフステージYOU
- 株式会社西京銀行湯田支店
- 株式会社東商店
- 中国運輸局山口運輸支局
- 株式会社コア
順不同。アンケート回答事業所のうち公表承諾分のみ掲載しています。
