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 一般国道188号柳井バイパス
再評価結果
事業名 一般国道188号柳井バイパス
事業区分 一般国道
事業主体 国土交通省 中国地方整備局
起終点 自:山口県柳井市柳井 至:山口県柳井市南町三丁目
延長 3.5km
事業概要  一般国道188号は、岩国市を起点とし、下松市に至る延長約70kmの主要幹線道路である。
柳井バイパスは、柳井市中心部の交通混雑緩和、交通安全確保を目的とした柳井市柳井から柳井市南町三丁目に至る延長3.5kmのバイパスである。
  1. H元年度事業化
  2. H元年度都市計画決定(H14年度変更)
  3. H4年度用地着手
  4. H10年度工事着手
全体事業費 約170億円
事業進捗率 52%
供用済延長 2.5km
計画交通量 12,900〜19,900台/日
費用対効果
分析結果
B/C 総費用
(残事業)/(事業全体)
総便益
(残事業)/(事業全体)
基準年
(事業全体) 1.9 
(残事業)  0.6
76/196 億円

■事業費:65/178億
■維持管理費:11/17 億円
49/375 億円

■走行時間短縮便益: 47/291億円
■走行費用減少便益: 0.97/ 52億円
■交通事故減少便益: 0.85/ 32億円
平成23年
感度分析の結果
(事業全体) 交通量:B/C=1.8〜2.1(交通量±10%)
事業費:B/C=1.9〜2.0(事業費±10%)
事業期間:B/C=1.9〜1.9(事業期間±20%)
(残事業) 交通量: B/C=0.5〜0.9(交通量±10%)
事業費:B/C=0.6〜0.7(事業費±10%)
事業機関:B/C=0.6〜0.7(事業期間±20%)
事業の効果等 (1)円滑なモビリティの確保
  • 損失時間の削減が見込まれる
  • 利便性の向上が期待できるバス路線が存在【柳井駅前〜大畠駅(19本/日)】
  • 柳井市から新岩国駅(新幹線駅)、岩国錦帯橋空港(共用空港、H24年度開港予定)へのアクセスが向上
(2)都市の再生
  • 沿道まちづくりとの連携
(3)国土・地域ネットワークの構築
  • 隣接した日常活動圏中心都市間を最短時間で連絡
  • 日常活動圏の中心都市へのアクセスが向上
(4)個性ある地域の形成
  • 白壁の町並み(H21年間観光入込客数7万人)、周防大島(同87万人)へのアクセスが向上
(5)安全で安心できるくらしの確保
  • 柳井市から三次医療施設へのアクセスが向上
(6)災害への備え
  • 山口県の第1次緊急輸送道路に指定(一般国道188号)
  • 緊急輸送道路である一般国道188号が通行止めになった場合の代替路線を形成
(7)地球環境の保全
  • CO2排出量の削減が見込まれる
関係する地方公共
団体等の意見
 柳井バイパスは交通混雑の緩和等に重要な役割を果たすことが期待されており、柳井市及び2市1町で構成される岩国柳井間地域高規格道路建設促進期成同盟会より早期整備の要望を受けている。
山口県知事の意見:
 異存なし。
 平成26年度の供用に向け、コストの縮減等に配慮の上、引き続き計画的に事業を進めていただきたい。
事業評価監視委員会の意見  事業者から各事業の概要、評価結果及び対応方針(原案)について説明を受け、事業が適切に実施されているか審議を行い、次のとおり意見の取りまとめを行った。
 審議の結果、再評価対象の事業は適切に実施されており、事業継続とすることとした事業者の判断は、妥当であると意見集約した。
事業採択時より再評価実施時
までの周辺環境変化等
  • バイパス2車線供用により、現道の交通が大幅にバイパスに転換し、この区間の渋滞が緩和し交通事故が減少している。
  • 柳井バイパス東詰交差点以東の現道拡幅区間では、依然として混雑度が高く、区間の平均旅行速度も改善されていない。(現道拡幅区間のみの残事業B/Cは1.1)
事業の進捗状況、
残事業の内容等
 柳井バイパス東詰交差点〜柳井警察署交差点までの2.5kmが暫定2車線で供用済みである。
事業の進捗が順調でない理由、
今後の事業の見通し等
 柳井の市街化区域として指定されている現道拡幅区間では、柳井のまちづくりと一体となった整備が必要である。また、歩道未整備区間が存在し、歩行者の交通安全確保が課題である。
 投資効果の早期発現を図るため段階的に整備しており、平成26年度に現道拡幅部L=1.0kmの供用を目指している。
 なお、バイパス部の4車線化の着手については、現道拡幅部整備後の交通の状況等を踏まえ、検討することとする。
施設の構造や工法の変更等  道路照明の配置を交差点等の必要な箇所のみに変更し、事業内容を見直す。【約0.4億円】
対応方針  事業継続
対応方針決定の理由  以上の状況を勘案すれば、事業の必要性、重要性は変わらないと考えられる。
事業概要図
事業概要図
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