平成23年8月4日

一級河川佐波川水系佐波川の農薬投棄について(第5報)

 

■水質事故の概要

  1. 発生日時
     不明、但し平成23年8月1日17:30頃、山口警察署より国土交通省山口河川国道事務所へ一報が入る。
  2. 事故原因
    キタジンP:3kg入り袋、約7袋の河川への不法投棄。
    ※イプロベンホス(iprobenfos:IBP) 商品名「キタジンP」など
    有機リン系の殺菌剤で、稲のイモチ病などに適用されます。水田で広く使用されています。
    ツマサイド:3kg入り袋、約7袋の河川への不法投棄。
    ※メトルカルブ(metolcarb: MTMC)
    ※1994年11月26日農薬登録失効。カーバメイト系殺虫剤
  3. 事故対応
    ・投棄確認後、8月1日、2日、3日、4日河川巡視を行ったところ、魚のへい死は確認されていない。
    ・川底に残っていた農薬は、水中ポンプで吸い上げ(約300リットル)撤去完了した。
    ・事故発生箇所より下流(4箇所)で8月3日に採水・分析した結果、キタジンP (イプロベンホス)は定量下限値以下であった。
     ※8月1日以降、4箇所とも定量下限値であることから、キタジンP (イプロベンホス)の分析は終了する。
    ・ツマサイド(メトルカルブ)は分析中。

○以上より影響は少ないものと考えているが、引き続き、採水分析・河川巡視を 行っていく予定

資料 :pdfファイル 佐波川採水地点、佐波川採水分析結果 (PDF形式:686KB)

問い合わせ先
佐波川水系水質保全連絡協議会(事務局:国土交通省山口河川国道事務所河川管理課)
副所長(河川) 木原(きはら) 均

河川管理課長

今津(いまづ) 勉 TEL(0835)22-1890