【17】編集後記■■■

先月号のメルマガで倉敷市よりお知らせのありました、「倉敷市景観フォーラム」に参加してきました。(1日だけの参加ですが)

初めに倉敷市長による開会挨拶、大久保中国地方整備局副局長の来賓挨拶があり、倉敷の景観をテーマにした小学生の図画・作文表彰のあと、西村幸夫・東京大学教授による基調講演と続き、最後にパネルストによるシンポジウム、というプログラムでした。

講演では、倉敷の例では『美観地区以外にも魅力ある景観の地区があるが、風景の評価もなされていない地区も多く、壊されても何も言えない状況がある。地区を理解し課題を明らかにすることで、何を守り育てるか、どっち向きに努力するかが見えてくる。その前提としてコンセンサスを取らなければならないが、これをどうするか。』といった景観問題に対する取組方や、石見銀山や新潟、筑後など各地での取組状況を説明していただきました。

個人的に印象に残ったのは『石見銀山の鉱山後を単独でみても(価値が)わかりにくい。いかにものを見るとき知識が必要か。』という言葉で、景観に限らず、普遍的に通じる言葉だと思いました。

また、会場には小学生による図画・作文の入賞作品も展示してあり、その中のひとつ、「倉敷がこんなまちになったらいいな」の作文が目に止まりました。3つのことが子供らしい文面で書かれていて、
1.事故があまりないまちがいい。
2.チボリ公園に子供の乗り物があるといい。
3.譲り合った道路がいい。
ということです。簡単な表現ですが、これを言い換えれば「安全・安心なまちづくり」であり、「福祉対策」?であり、「交通対策」だったり、正しく現代の都市問題ですよね。
シンポジウム中のパネリストの発言でも『まちづくりは時間がかかる。若い世代(特に子供)を取り込んでいかなければ』とありました。また『(子供が)あなたのまちを語れますか』との発言も・・・。

大人がきちんと伝えていけば子供もそれに応えてくれるのでしょう。「自分のまち」とは何か。それをどう伝えていくのか。いろいろと教わることの多いフォーラムでした。

<編集担当>
計画・建設産業課
計画調整第一係長 藤井(内線6131)
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