****************************************************************** 中国地方まち・すまいづくりメールマガジン 【第61号:平成22年11月29日】 ◇◇中国地方整備局建政部◇◇ このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、 お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。 ****************************************************************** ■■目次■■ 《わがまち紹介コーナー》 【1】おとぎの国の冬物語 in Hiroshima 「ひろしまドリミネーション2010」 《寄稿》 【2】高梁市歴史的風致維持向上計画の認定を受けて 《整備局からのお知らせ》 【3】都市緑化功労者表彰の受賞者が決定しました 【4】住宅エコポイント拡充について 【5】ストック活用型住宅セーフティネット整備推進事業について 《地方公共団体等からのお知らせ》 【6】平成22年度 中国地方都市美協議会総会・研修会の開催について ****************************************************************** 【1】おとぎの国の冬物語 in Hiroshima 「ひろしまドリミネーション2010」■■■ 【広島市都市活性化局観光交流部観光課 課長 矢野大介】 広島の冬の風物詩「ひろしまドリミネーション2010」が始まりました。 回を重ねるごとに充実し、第9回目となる今回は11月11日から来年1月3日 まで、広島の冬の夜を素敵に彩ります。 「おとぎの国」をテーマとして市内中心部の平和大通りを中心に、約130 万球の電球でライトアップをしています。 今年は地元の大学生がデザインしたオブジェが新たに登場しました。 雪の結晶が宝石のように輝き、光に満ちた未来を映し出す鏡となって、 希望へと続いていくという意味を込めた「氷の階段」。広島の若い感性が 創造した新たなオブジェを是非ご覧になってください。 広島クリスタルプラザ前のエリアで昨年度から実施している「ドリミカフ ェ」はメニューが充実いたしました。従来のドリンクメニューに、フード メニューを加え、カキフライなどの広島の冬の味覚も楽しんでいただける ようになりました。 開催期間に合わせ、イルミネーションで飾った遊覧船「バールン号」の ナイトクルージングなど同時期に開催することでより魅力的な夜の観光を 演出しています。 幻想的な「おとぎの国」が皆様をお待ちしています。この冬、是非、広島 にお越しください。 なお、詳細につきましては、次のホームページをご参照下さい。 http://www.dreamination.com/ ****************************************************************** 【2】高梁市歴史的風致維持向上計画の認定を受けて■■■ 【高梁市長 近藤隆則】 岡山県高梁市は、古来より備中国の中核を占め、近世には幕藩体制のもと に備中松山城を中心に城下町が形成され、繁栄してきました。また、吹屋 地区については、かつて銅とベンガラで栄えた歴史的町並みもよく残って います。 そこには、備中神楽や渡り拍子などの民俗芸能が、豊かな自然の恵みを願 った祭礼行事とともに、大切に受け継がれています。 このたび国土交通大臣、文部科学大臣、農林水産大臣から「高梁市歴史的 風致維持向上計画」の認定をいただき、市民とともに大変ありがたく感謝 しています。 この計画は10年間にわたり、国の支援を受けながら「備中松山城の城下町」 と「高梁市吹屋伝統的建造物群保存地区」を核とした高梁市固有の歴史的 風致を維持向上するものです。 この計画の実現のためには、これまで以上に市民と行政が力を合わせ、 歴史を活かしたまちづくりに取り組んで行かなければなりません。 皆様のご指導、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◇歴史的風致維持向上計画の認定について◇◇◇ 【都市・住宅整備課 企画調査係長 今田(内線6165)】 「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まち づくり法)」第5条に基づき、岡山県高梁市、福岡県太宰府市、及び徳島県 三好市から計画認定申請があったそれぞれの歴史的風致維持向上計画につ いて、11月22日に主務大臣(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣) が認定を行いました。 中国地方では高梁市が、萩市(平成21年1月19日認定)、津山市(平成21年 7月22日認定)に次いで3番目に認定されました。 なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。 ・歴史的風致維持向上計画認定状況について http://www.mlit.go.jp/crd/rekimachi/nintei/nintei.html ・高梁市歴史的風致維持向上計画について http://www.city.takahashi.okayama.jp/view.rbz?of=1&ik=0&pnp=14&cd=2997 ****************************************************************** 【3】都市緑化功労者表彰の受賞者が決定しました■■■ 【都市・住宅整備課 公園係長 梅谷(内線6171)】 「都市緑化月間」(10月1日〜31日)において、都市における緑化の推進、 緑化の保全、都市公園の整備等に顕著な功績のあった民間団体又は個人を 表彰する都市緑化功労者表彰の受賞者が決定しました。 表彰式は、都市の緑の保全・創出に対する意識の高揚を図り、緑豊かな美 しいまちづくりを全国に展開することを目的に開催された「ひろげよう 育てようみどりの都市」全国大会の中で行われました。 本大会の表彰式では、「都市緑化功労者表彰」の他に、「緑の都市賞入賞 者表彰」、「都市公園コンクール入賞者表彰」も合わせて行われました。 (1)都市緑化及び都市公園等整備・保全・美化運動における都市緑化功労者表彰 岡山県岡山市 和田 淳 氏 他20名・2団体 (2)第30回緑の都市賞入賞者表彰 内閣総理大臣賞:神奈川県川崎市 国土交通大臣賞:新潟県見附市立見附小学校/見附市立見附小学校愛育会 パークプレイス大分公園通り団地管理組合法人/ 大分シティー開発(株)/千葉県松戸市 (3)第26回都市公園コンクール入賞者表彰 国土交通大臣賞:(株)戸田芳風景計画/横浜市環境創造局施設整備部公園緑地整備課/ (株)建文/各務原市/東京大学大学院工学院工学系研究科/ (株)富士植木/新宿区/東京大学都市持続再生研究センター/ (株)建設技術研究所 国土交通省都市・地域整備局長賞:大成建設(株)/(株)タイセイ総合研究所/ (株)近藤卓デザイン事務所/ツナグラボ 他3点 (社)日本造園緑地協会会長賞:(株)シビックデザイン研究所/足立区 他5点 なお、詳細につきましては、次のホームページをご参照下さい。 http://www.mlit.go.jp/report/press/city10_hh_000059.html ****************************************************************** 【4】住宅エコポイント拡充について■■■ 【都市・住宅整備課 課長補佐 三戸(内線6182)】 1.住宅エコポイントの対象拡充について 平成22年10月8日に閣議決定された「円高・デフレ対応のための緊急総合 経済対策」において、住宅エコポイントの対象拡充が位置づけられました。 2.住宅エコポイントの対象拡充概要 エコ住宅のリフォーム等に併せて設置する省エネ性能が優れた住宅システ ムの一体的導入を促進するため、住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシ ステム)、節水型便器、高断熱浴槽へのポイント発行対象を拡充する。 なお、住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム)は、現在の制度でポ イントの対象となる住宅の新築工事又はリフォーム工事と併せて設置する 場合に対象となります。 また、節水型便器と高断熱浴槽は、現在の制度でポイントの対象となるリ フォーム工事と併せて設置する場合のみ対象となります。 ※住宅エコポイントの対象拡充の発行されるポイント数は? ・住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム) ・節水型便器 ・高断熱浴槽 それぞれ2万ポイントを予定されています。 ※住宅エコポイントの対象拡充は、平成22年度補正予算が国会において 成立した後に実施されます。詳細が決まり次第、お知らせされます。 ※最新のQ&A http://jutaku.eco-points.jp/faq/ 3.講習会の開催について 「住宅エコポイント拡充、ストック活用型住宅セーフティネット整備推進 事業及び瑕疵保険制度に係る講習会」の開催について ○講習内容:住宅エコポイントの対象拡充、ストック活用型住宅セーフ ティネット整備推進事業、リフォーム工事や中古住宅売買 を対象とした瑕疵保険制度など ○講 師: 国土交通省 担当官 ○受 講 料: 無料 ○申込み方法: 開催日の3日前までに、電話又はFAXにて、お申込みください (事前申込みがない場合でも会場に余裕のある場合は受講可能です) 申込み先: 住宅エコポイント等講習会受付窓口 電話: 0120-884-647 FAX: 0120-888-476 ○広島会場:12月13日 10:30〜12:00 広島国際会議場 フェニックスホール なお、詳細については次のホームページをご参照ください。 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000017.html#(9) ****************************************************************** 【5】ストック活用型住宅セーフティネット整備推進事業について■■■ 【都市・住宅整備課 課長補佐 三戸(内線6182)】 「住宅セーフティネット整備推進事業」は、既存住宅ストックの有効活用 を通じて、住宅ストックの質の向上を図り、かつ、住宅確保要配慮者を 対象とした住宅セーフティネット強化するため、住宅確保要配慮者の入居 等を条件として、空家のある賃貸住宅のリフォームに要する費用の一部を 国が直接補助するものです。 1.対象住宅 補助対象となる住宅は、次の全ての要件を満たすことが必要です。 @ 1戸以上の空家があること(戸建て・共同住宅は問わない) A 原則として空家の床面積が25u以上であること B 改修工事後に賃貸住宅として管理すること 等 ※違反建築物や都市計画施設の区域内(事業認可されている区域に限る)の 建築物は対象外となります。 2.対象となる改修工事は、「耐震改修工事」「バリアフリー改修工事」または 「省エネルギー改修工事」のいずれかを含む改修工事です。 3.改修工事を実施した賃貸住宅について 10年間は次の(1)〜(3)に従い管理することが必要です。 (事業者が賃貸人でない場合は賃貸人と約定することが必要) (1)リフォーム後の最初の入居者を住宅確保要配慮者とすること (募集を開始してから3ヶ月以上の間入居者を確保できない場合は、 そのほかの者を入居させることも可能です。) (2)住宅確保要配慮者の入居を拒まないこと (3)地方公共団体または居住支援協議会から要請を受けた場合、 当該要請に係る者を優先的に入居させるよう努めること 等 5.改修工事あたり補助額 改修工事費用の1/3 ただし空家戸数×100万円を限度とします。 ※平成22年度補正予算の成立した後に実施されます。今後、内容に変更が あり得ることをあらかじめご了承下さい。なお、国土交通省の公募を経て選定 された事務事業者が決定されます。(国土交通省HP等で公表されます。) なお、詳細については次の下記ホームページをご参照ください。 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr3_000010.html ****************************************************************** 【6】平成22年度 中国地方都市美協議会総会・研修会の開催について■■■ 【山口県萩市都市計画課】 中国地方都市美協議会は、都市景観形成に積極的に取り組む自治体の連携 と都市景観の向上を図るため、平成4年に発足し、現在中国地方の40市町 の会員によって構成されています。 去る10月21日(木)と22日(金)両日に、平成22年度の総会及び都市景観研修 会を山口県萩市で開催しましたので、その模様について紹介させていただ きます。 1日目は総会に引き続き、都市景観研修会を開催しました。 都市景観研修会では、北海道大学の西山教授による講演、その後会場の萩 博物館がある堀内地区伝統的建造物群保存地区周辺のタウンウォッチング を行いました。タウンウォッチングでは、まち歩きを行いながら、参加者 全員が「良いところ」、「悪いところ」をシートに書き出し、その後、会 場にシートを貼り出し、西山教授に講評をしていただきました。 2日目も引き続き都市景観研修会を開催し、国指定史跡旧萩藩御船倉の中 で、市の職員による事例発表、及び浜崎しっちょる会の梶原会長による活 動報告を行いました。その後、浜崎伝統的建造物群保存地区を梶原会長の ガイドにより視察していただきました。 最後に、萩市内の景観に配慮して建設された建物や広告物などを視察して いただきました。 本協議会では、このような研修会や研究会を通じて市町村間の情報交換・ 意見交換の場を提供し、会員の景観形成の推進に資するよう努めています。 景観形成に取り組もうと考えておられる市町村は、ぜひ入会をご検討くだ さい。 来年度は、島根県大田市で総会及び都市景観研修会を開催する予定です。 お問い合わせ先: 萩市歴史まちづくり部都市計画課 担当:吉屋(TEL 0838-25-3647) ****************************************************************** ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 「中国地方まち・すまいづくりメールマガジン」では地方公共団体等の 皆様から、他の参考となるような独自の取り組み事例、随想等の記事を 募集しています。 記事の掲載希望及び送信先の追加、変更、ご意見・ご要望等について、 下記のメールアドレスへお寄せください。 <編集担当> 計画・建設産業課 計画・景観係長 佐々木(内線6134) mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ |