主な道路事業の紹介
一般国道2号の交通渋滞の緩和や交通安全の向上を図るとともに、地域間の交流・連携強化による地域の活力・個性を発揮させる改築事業として、福山道路の工事を推進します。また、福山都市圏においては関係機関等との連携・協力により、交通円滑化施策を推進します。
道路管理においては、道路構造物の長寿命化のための老朽化対策を行うほか、交差点の安全対策、無電柱化を行うとともに、維持管理計画に基づく計画的・効率的な維持管理を推進します。
管内道路の概要図
詳しくは、道路管内図もご覧ください。
主な事業箇所等
- 一般国道2号 福山道路(福山市瀬戸町~赤坂3.3km)
用地買収、環境調査、構造物設計、道路改良及び橋梁下部工事を推進 - 一般国道2号 福山地区自転車走行空間整備事業
自転車走行空間整備工事を推進、環境調査の実施 - 一般国道2号 伊勢丘入口交差点改良事業
調査設計を推進 - 一般国道2号 千間土手中交差点改良事業
調査設計を推進 - 一般国道2号 引野電線共同溝事業
調査設計本体工事を推進 - 一般国道2号 小田川橋修繕
橋梁の修繕工事を推進 - VSP(ボランティア・サポート・プログラム)を通じた「ばらのまちづくり福山」の取り組み支援
一般国道2号木原道路 令和3年3月撮影 尾道バイパス終点部から三原バイパス方面を望む
一般国道2号 福山道路
福山道路は、岡山県笠岡市茂平から広島県福山市赤坂町に至る延長16.5kmの道路で、地域高規格道路「倉敷福山道路」の一部となっています。また、福山都市圏の環状道路網の一部にもなっています。
平成13年度から福山市瀬戸町長和~福山市赤坂町(L=3.3km)の区間で事業を進めています。今年度は、道路改良工事、橋梁下部工事を実施します。
期待される整備効果
- 福山市内の渋滞が緩和されます。
- 山陽自動車道通行止め時の代替機能を担います。
- 関係路線の整備と合わせて、港湾と高速道路のアクセス強化により物流の効率化を図ります。
工事進捗状況
工事の進捗状況についてお知らせします。
これまでの工事状況
一般国道2号 福山地区自転車走行空間整備事業
福山市中心部は、自転車・歩行者交通量が多い地域です。現在は、自転車歩行者道内に自転車の通行位置を示していますが、自転車と歩行者が混在し非常に危険な状況です。
本事業は、歩道とは別に自転車の整備を行い、自転車・歩行者の安全性の確保を行うものです。





期待される効果
- 自転車と歩行者の安全性向上が期待されます。
一般国道2号 伊勢丘入口交差点改良事業
伊勢丘入口交差点は、広島市方面の右折滞留長が不足し、直線車線へはみ出した車両への追突事故が発生しています。また、交差点西側流入部の左折車線は十分な幅員が確保されていないため、左折車を避けるための車線変更で事故が発生しています。
本事業では、北側に本線シフトし右折滞留長の延伸及び左折車線を設置することで、直進車阻害を低減する対策を行い、交通事故の削減を図るものです。


期待される効果
- 交差点内の明確化で安全性が向上し、交通事故件数の削減が期待されます。
- 右折車線の延伸により、交差点付近の交通渋滞の緩和を図ります。
一般国道2号 千間土手中交差点改良事業
千間土手中交差点は、左折交通量が多い中、直進車による左折車への追突事故が発生しています。
本事業では、左折レーンを新設することで交差点における事故防止及び交通渋滞の緩和を図るものです。


期待される効果
- 左折レーンの設置により、渋滞の緩和が期待されます。
- 渋滞の後方区間での、追突事故の削減を図ります。
一般国道2号 引野電線共同溝
福山市引野町は、大型商業施設が建ち並ぶ福山市中心市街地であり、都市景観の形成及び都市防災上の重要な箇所となっています。
電線共同溝整備により、無電柱化が図られ、良好な都市景観が形成されるとともに、安全で快適な通行空間の確保並びに地震時等における緊急輸送道路の確保が可能となります。



期待される効果
- 安全で快適な通行空間の確保
- 都市景観の向上
- 都市災害の防止
- 情報ネットワークの信頼性向上
一般国道2号 小田川橋修繕
福山市神島町~佐波町字橋本の小田川橋(1974年架設)は支承、伸縮装置、舗装の劣化が発生しており、橋梁構造の安全性の観点から、速やかに修繕工事を行う必要があります。
小田川橋においては、伸縮装置の取替及び舗装修繕を実施し、安全・安心で信頼性の高い道路ネットワークの確保を図ります。
その他、管内で5箇所の橋梁の修繕工事を行います。
期待される効果
- 修繕工事を行うことにより、橋梁の長寿命化を図ります。
VSP(ボランティア・サポート・プログラム)を通じた「ばらのまちづくり福山」の取り組み支援
VSP(ボランティア・サポート・プログラム)とは、道路を慈しみ、住民の方(実施団体)が道路を我が子のように面倒を見て頂くという考え方に基づく、道路の環境美化プログラムであり、全国で1000以上の広がりを見せています。
住民の方(実施団体)は、プログラムで指定されている道路の一区画を、国土交通省(道路管理者)と協定を締結することで、道路の一区画と養子縁組を結んだこととなり、その区域を我が子のように責任を持って面倒を見て頂くことになります。
1.VSPでの取組状況
- 概要
令和3年4月1日時点での福山市内のVSP登録は、46団体、うち、37団体がばら植樹で登録。
事務所全体では、47団体(福山市内46団体+三原市内1団体)が登録。 - 支援内容等
福山市のばら植樹支援事業を前提に、ばら以外の植樹箇所やVSP空白地帯について、地元・店舗等へばらの苗木提供をきっかけとしたVSP登録・活動の働きかけを福山市とともに実施します。
福山市内における「VSP登録」状況等(令和3年4月1日時点)
