東広島市では、広島大学の総合移転を核とした学園都市づくりを進めており、併せて周辺の景観と調和した美しい道づくりを進めている。この「ブールバール」の周辺は都市活動の中心部にあたり、行政機関や商業施設が多いため、緑に囲まれたショッピングモール的な景観の創出を目的に整備を行ったものである。 |
施工に際しては、酒づくりの町として知られる西条の赤瓦と白壁のイメージを郷土色として、標識や照明施設、歩道のカラーブロック等に取り入れている。また、車道との境には防護柵を設けず植え込みにしたり、バスの停留所には市の木であるマツの植栽を行い、酒蔵を模した電話ボックスを設置するなどしており、郷土の情景を醸し出した美しい道路は、市民に親しまれている。 |
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