| 「高瀬川」は、1687年に松江藩が大梶七兵衛に命じて斐伊川から分水し、開削した疎水である。 |
| 当時から両側の壁面には粘土が貼ってあり、現在でも川底、擁壁（護岸）とも、殺伐とした三面コンクリートは避け、石垣や粘土等を使用している。 |
| 高瀬川の水流は、沿岸800ヘクタールの水田を潤し、数は少なくなったが紺屋の藍染めの糊落としにも利用されている。また、子供たちの格好の遊び場にもなっており、市民の手による清掃活動や灯ろう流し等も行われ、沿岸のヤナギの緑とかつての船宿の古い建物が川面に映える情緒豊かな景観は、市民の暮らしの中に深くとけこんでいる。 |
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