平成4年度
鳥取県三朝町
 鳥取県三朝町は、四方を山に囲まれ、三徳川の両岸に旅館や保養所が立ち並ぶ温泉地として全国に知られている。この温泉地にふさわしい橋づくりを行ったものが「恋谷橋」である。
 橋の設置にあたっては、デザイン研究会を設置し、さまざまな視点から検討を行った。照明は温泉町のロマンが感じられるように、車道部分には満月を、歩道部分には灯籠のイメージで表現している。また、夜間に橋を浮かび上がらせるため橋桁にも照明を施し、ライトアップも行っている。
 歩道面は、花湯祭りの名物である陣所の藤かずら綱をデザインしたタイル張り舗装を行い、途中に突き出しの東屋を設けている。さらに地域性を考慮し、温泉熱を利用した消雪設備も備えている。
所在地 鳥取県東伯郡三朝町大字大瀬999-2
諸元 延長:69.46m、
車道幅員:6.75m、
歩道幅員:3m
関係する施設など 照明灯、ライトアップ設備、東屋2ヵ所、消雪施設
材料 タイル張り舗装、植栽