安芸バイパス概要図



安芸バイパス大山トンネル工事の概要

工事請負者:鹿島建設 株式会社
工事延長:L=1,402m(トンネル延長L=1,380m)
標準断面図



大山峠

 大山トンネル(仮称)に並行し、南に旧山陽道、北に国道2号が通っています。
 現在の一般国道2号の原型は山陽道です。山陽道の歴史は古代に始まります。
 律令国家の時代、都と九州の太宰府を結ぶ官道が政治・外交上最も重要な幹線道路 でした。その大部分を占めていたのが山陽道で、唯一「大路」に指定されていまし た。政治の中心が関東に移った江戸時代には西国街道(西国往還)などと呼ばれ、幕府の五街道からは外れますが、参勤大名や長崎奉行などが往来し、五街道に次ぐ脇街道として重要な幹線ルートであることには変わりありませんでした。明治17年2号国道が新設されるまでの間、国の幹線道路として重要な役割を果たしており、その中 で標高約350mの大山峠は難所とされていました。