一般国道375号 東広島・呉自動車道における
オオタカの確認について |
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- 概 要
東広島・呉自動車道は、呉市阿賀中央から東広島市高屋町に至り、山陽自動車道へのアクセス強化を図ることを目的に計画された、延長32.8kmの一般国道の自動車専用道路です。現在、平成7年度から工事に着手した東広島JCT(仮称)から馬木IC(仮称)までの間延長11.7kmの1工区を1期供用区間として、事業を進めています。
オオタカは、今年6月上旬に本路線に繋がる東広島高田道路の環境調査において、当事業地周辺で確認されたとの情報を得たため、ただちに追跡調査を実施した結果、1工区区間の事業地周辺でその営巣を確認したものです。現在、オオタカの行動圏を確認する為の調査を実施しており、今後は実態把握に必要な調査を継続するとともに、東広島・呉自動車道の建設に伴う影響を考慮し、保全対策等を検討する為、学識経験者で構成する検討委員会を設置する予定です。
また、営巣地周辺で予定していた工事等は現在延期しており、今後の調査結果及び委員会の結果を踏まえて対応を考えていく予定です。
- 位置図

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- 今後の調査について
現在実施中及び今後予定している調査内容は以下のとおりです。
なお、詳細については、今後予定している委員会においても検討していくこととなります。
1)調査内容 |
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オオタカの生態調査(行動圏、行動内容、繁殖状況等)
周辺環境調査等 |
2)調査期間 |
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平成11年7月〜平成12年8月までの実施を予定 |
- 現在の状況
一つがいの成鳥(親鳥)と2羽の幼鳥を確認していますが、幼鳥は親鳥とほぼ同体になり順調に成長している様子であり、飛翔能力も向上し行動範囲が拡がってきている状況です。
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