１．天然ガス車の導入目的
自動車から排出される窒素酸化物（ＮＯｘ）、硫黄酸化物（ＳＯｘ）、二酸化炭素（ＣＯ2）による大気汚染（酸性雨や地球温暖化などの環境問題）が懸念されており、環境汚染物質低減の社会的要求が高まっています。
平成１３年５月８日の閣議において総理大臣より、低公害車の導入促進に関する表明及び指示がなされました。
このような状況をふまえ、国土交通省広島国道工事事務所においても、低公害車の必要性を市民に理解していただくと同時に、導入にむけて積極的に取り組み平成１３年度にパトロールカー３台・工事標識車１台の計４台の車両を導入し、平成１４年度においてはパトロールカー１台・路面清掃車１台の計２台、合計６台の導入を行います。
パトロールカーの納車は、２月１４日です。ガス燃料を補給できない災害現場にも出動することを想定し、一つのエンジンで天然ガス（ＣＮＧ）とガソリンのどちらの燃料でも対応可能なバイフューエル車になっています。

２．天然ガス車の導入効果
天然ガス車（ＣＮＧ車）は、ガソリン・軽油車と比較して地球温暖化の原因である二酸化炭素が２０～３０％削減される。
また、光化学スモッグ・酸性雨などの環境汚染を招く窒素酸化物．一酸化炭素（ＣＯ）．炭化水素（ＨＣ）の排出量が少なく、硫黄酸化物は全く排出されない。
従って、環境及び人的影響への低減効果は大きい。
また、燃料費がガソリンと比較しても約３０％ほど安価である。