コウゾヒメコウゾ

科名
クワ
タイプ
落葉低木

解説

明るい場所 で見かける樹木です。かつては、繊維質の皮を利用して、和紙がつくられていました。大竹市では、今でもコウゾを用いた手すきの和紙の伝統が受け継がれています。なお、コウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種です。コウゾは雌雄が別の株、ヒメコウゾは同じ株です。両者はよく似ているので、花がない時期に見分けるのはなかなか難しいものです。
高さ2~5mの落葉低木です。葉は互生し、表面には毛があってざらざらします。

写真の解説にある専門用語雌雄同株(しゆうどうしゅ)

開花と実のなる時期

花が咲く時期:4月-5月
実がなる時期:6月-7月中旬

方言名とその分布

  • コウゾウ
  • コオゾ
  • コーゾ
  • コオゾー
  • コオゾーオ
  • ヤマコウゾー
方言名とその分布:コウゾウ

出典: 広島県の植物方言と民俗/渡辺泰邦著 2001年7月発行

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