近ごろは、花粉症の原因として有名な杉ですが、氷河期を生きぬいてきた日本特産の植物です。神聖な木として古くから神社やお寺に植栽されてきました。戦後は、木材に有用な樹木として日本全国で大量に植林 されました。広島西部山系でも自生の木はわずかしかなく、ほとんどが植林されたものです。高さ30~40mの常緑高木です。葉は長さ1cmのかまのような針形でらせん状に並びます。雄花は枝先に集まり、雌花は枝先に1つつきます。
写真の解説にある専門用語雌雄同株(しゆうどうしゅ)