広島西部山系のアカマツ林 を代表する樹木です。アカマツが枯死した後のコナラ林 にも見られ、二次林の基本種とも言えます。根元から何本も幹が出ていることが多く、薪炭林(しんたんりん) で繰り返し行われる伐採にも耐えられる性質があることがわかります。 高さ3~7mの落葉小高木です。葉は互生し、鋸歯(きょし)はありません。樹皮が縦に裂け、ねじれたように見えます。
出典: 広島県の植物方言と民俗/渡辺泰邦著 2001年7月発行