フユイチゴ

科名
バラ
タイプ
常緑ツル

解説

冬に伐採跡や明るい場所の低木林 を散策すると、足元に真っ赤に熟したイチゴを見つけることがあります。森で生きる動物たちにとって、食べるものが少ない冬の貴重な栄養源となるでしょう。粒が大きく、食感はイクラのようです。
常緑ツル性低木です。葉はふちに細かい鋸歯(きょし)があり互生します。また、葉の裏面の脈上や葉柄には短い毛が多く生えています。

開花と実のなる時期

花が咲く時期:8月中旬-10月中旬
実がなる時期:10月中旬-1月実がなる時期:10月中旬-1月

方言名とその分布

  • クサイチゴ
  • シモイチゴ
  • トキシラズイチゴ
方言名とその分布:クサイチゴ
方言名とその分布:シモイチゴ
方言名とその分布:トキシラズイチゴ

出展: 広島県の植物方言と民俗/渡辺泰邦著 2001年7月発行

© 広島西部山系植生図鑑
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