冬に伐採跡や明るい場所の低木林 を散策すると、足元に真っ赤に熟したイチゴを見つけることがあります。森で生きる動物たちにとって、食べるものが少ない冬の貴重な栄養源となるでしょう。粒が大きく、食感はイクラのようです。 常緑ツル性低木です。葉はふちに細かい鋸歯(きょし)があり互生します。また、葉の裏面の脈上や葉柄には短い毛が多く生えています。
出展: 広島県の植物方言と民俗/渡辺泰邦著 2001年7月発行