ヤマコウバシ

科名
クスノキ
タイプ
落葉低木

解説

ヤマコウバシは、「山香ばし」。枝や葉を折ってにおいをかぐと、樟脳(しょうのう)に似た香りがします。この葉を粉にして、粉米に混ぜた餅(もち)をタンバ餅と言い、ききんの時に食べたそうです。タンバの方言が残っている地域の人は、おじいさん、おばあさんに話を聞いてみませんか?
高さ3~5mの落葉低木です。葉は互生し、等間隔につき、円形もしくはだ円形。ふちは全縁で波打ちます。

写真の解説にある専門用語雌雄異株(しゆういしゅ)

開花と実のなる時期

花が咲く時期:4月中旬-5月中旬
実がなる時期:10月-11月

方言名とその分布

  • イヌタンバ
  • タンバ
  • リョウボウ
方言名とその分布:イヌタンバ
方言名とその分布:タンバ
方言名とその分布:リョウボウ

出典: 広島県の植物方言と民俗/渡辺泰邦著 2001年7月発行

© 広島西部山系植生図鑑
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