ヤマコウバシは、「山香ばし」。枝や葉を折ってにおいをかぐと、樟脳(しょうのう)に似た香りがします。この葉を粉にして、粉米に混ぜた餅(もち)をタンバ餅と言い、ききんの時に食べたそうです。タンバの方言が残っている地域の人は、おじいさん、おばあさんに話を聞いてみませんか?
高さ3~5mの落葉低木です。葉は互生し、等間隔につき、円形もしくはだ円形。ふちは全縁で波打ちます。
写真の解説にある専門用語雌雄異株(しゆういしゅ)
花 | ![]() |
---|---|
実 | ![]() |
出典: 広島県の植物方言と民俗/渡辺泰邦著 2001年7月発行