|
|
空港に設置されている進入塔について、下記について教えていただけないでしょうか
(1)設置目的
(2)
構造の種類
(3)長さの基準
(4)その他 |
|
|
ご質問いただいております「進入塔」につきましては、進入灯を設置する下部構造部分として回答させていただきます。
はじめに
「航空交通と航空灯火施設」
航空灯火施設は、航空機の航行援助システムを構成する重要な航空保安施設の一つです。航空機の運航の重要な要点は第一に安全の確保であり、商業航空交通(定期便)の場合には、これに加えて定時制と定期制の維持が重要な要素となっています。安全を確保しつつ定時制と定期性を維持していくためには、航空機の整備、乗員の訓練や各施設の整備等広い分野でのそれぞれの努力を、一つにまとめなければなりません。航空灯火施設は航空交通を一つの大きなシステムとしてみる時、航空機の離発着になくてはならないシステムであり、安全性、定時制並びに定期性を維持することが不可能な極めて重要なものであります。
「進入灯および進入塔について」
(1)設置目的
進入灯は、着陸しようとする航空機にその最終進入の経路を示すために進入区域内及び着陸帯内に設置する灯火です。
進入区域部分は、滑走路延長上に灯火を設置するわけですが、滑走路延長部分が海又は谷といった場合、橋梁等の下部構造を構築し灯火を設置します。
(2) 構造の種類
進入灯の下部構造は空港の条件により異なります。例えば陸上空港であっても地形により異なり、また、海上空港においては、波高、潮流等を考慮しますのでその条件により構造が決められます。
構造の種類は、橋梁構造、軽量型進入灯柱があります。
(3)長さの基準
進入灯の長さは、一般的に滑走路端部より900mとなっています。 |
|