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CALS、ECとは一体何のことですか? |
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CALS(キャルス)とはContinuous Acquisition and Life-cycle Supportを略したもので、日本語では「継続的な調達とライフサイクルの支援」と訳されます。CALS構想は、元来アメリカ国防総省で誕生したもので、当初は防衛目的(戦闘能力の即応性の向上)に主眼を置くものでしたが、防衛分野から民間分野へと拡大するに伴って、その概念は年々変化しています。また、ECとは、Electronic Commerceを略したもので、日本語では「電子商取引」と訳されます。
国土交通省では、CALS/ECを「公共事業支援統合情報システム」と略称しており、従来は紙で交換されていた情報を電子化すると共に、インターネット等を活用して公共事業に関連する多くのデータベースを連携して使える環境を創出する取り組みとしています。
国土交通省のCALS/ECの取り組みとして、
- 入札情報サービスPPI(平成13年4月より運用開始)
国土交通省直轄事業の発注予定情報、入札結果等をインターネット上に公表し、一元的に入手、検索することができます。
- 電子入札(平成13年10月より一部の工事等で実施)
インターネットを用いて、競争参加資格の確認申請、入札執行等の手続きができます。
- 電子納品(平成13年度より一部の工事等で実施)
公共事業に関する図面、写真等の成果物を電子データにより提出することを義務付けています。
- CALS/EC実証フィールド実験(工事情報共有化システム):中国地方整備局独自
施工中における受発注者間で交換する各種書類の作成・交換・管理を支援するシステムです。
国土交通省では、2004年までに国土交通省直轄事業において、電子入札・電子納品を全面的に導入することとしています。また、2004年度以降は技術進歩を見越して、業務プロセスの見直しを行うことも含め検討を進めることとしています。
CALS/ECの全体イメージ |
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