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空気袋を膨らませた水門について教えて下さい。 |
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空気袋を膨らませた水門(水を貯める場合は堰)というのは、ゴム引布袋製起伏堰(通称ラバー堰)のことです。
ラバー堰は、合成ゴムとナイロン織布を何重にも貼り合わせたゴム製の袋を川底に固定し、ゴム袋の中へ空気または水を送り込んでふくらまして、川をせき止め、貯水するものです。
洪水時には、河川の水位を検知して自動的にゴム袋の中の空気や水を出して平らな状態になります。ラバー堰は、鋼製ゲートの堰と比較すると、重量が軽く軟弱地盤での使用に有利で、塗装等が不要で、維持管理が容易で経済的です。
国土交通省の近年の設置事例としては、吉井川水系の支川金剛川に大田原堰が、平成10年3月に完成しました。また、堰は河川を横断して設置するので、魚類の遡上ができるよう、魚道を設けるようにしています。
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大田原堰 |
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■大田原堰正面図 |
施設名 |
場 所 |
堰の高さ |
大田原堰 |
岡山県和気郡大田原(吉井川水系金剛川) |
2.25m |
日野川堰 |
鳥取県米子市(日野川水系日野川) |
2.6m |
法勝寺川堰 |
鳥取県米子市(日野川水系法勝寺川) |
2.1m |
大杙堰 |
鳥取県鳥取市(千代川水系袋川) |
1.0m |
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大田原堰
ゴム引布製起伏ゲート |
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