尾原ダム

尾原ダムの目的

(H24.5.16撮影)

洪水調節
尾原ダム建設地点における計画高水流量2,500m3/sのうち、1,600m3/sの洪水調節を行い、斐伊川の洪水のピークを低減するとともに、斐伊川放水路とあいまって斐伊川下流部の洪水を低減します。
河川環境の保全
ダム下流で利用されている用水の安定供給に寄与するとともに、河川に生息・生育する動物・植物の保護のために必要な水を流します。
水道用水の供給
水不足が慢性化している島根県東部地域の3市に対し、新たに1日最大38,000m3の水道水を供給します。
 

尾原ダム諸元

ダム

位置 左岸:島根県雲南市木次町北原地先
右岸:島根県雲南市木次町平田地先
越流部標高 EL 205.0m
非越流部標高 EL 220.0m
型式 重力式コンクリートダム 計画高水流量 2,500m3/s
堤高 90.0m 調節流量 1,600m3/s
堤頂長 440.8m 放流量 900m3/s
堤体積 689,000m3 洪水調節方式 一定率一定量放流方式(※)

※一定率一定量放流方式とは
尾原ダムの場合、ダムに流れ込む水の量が300m3/sに達するまでは流れ込む水の量と同じ量をダムから放流します。
300m3/sに達した後から尾原ダムの計画最大放流量の900m3/sとなるまでは、流れ込む水の量に一定の率をかけた量の放流を行い、計画最大放流量の900m3/sに達した後は900m3/sの一定量で放流します。

貯水池

集水面積 289.0km2(28,900ha)
湛水面積 2.3km2(230ha)

補償関係

移転家屋 111戸
宅地 12.0ha
田畑 89.6ha
山林 289.0ha
野原・その他 1.7ha
付替道路 約19.7km

尾原ダム貯水容量と貯水位

尾原ダムからの水道供給

(平成23年8月現在)

尾原ダムの管理区間