水辺の安全ハンドブック page 12/24
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概要:
水辺の安全ハンドブック
05より楽しくより安全に1準備危険を避け楽しく活動をするにはそれなりの準備と心構えが必要です。現地の様子を知ることや関係者(機関)との調整、その場所に適した装備をそろえること、そして最後に心と体の準備しておくこと。活動は出かける前の準備から始まっています。服装&装備計画を立てようまずは、目的は何か、どんな活動を楽しむのか、その活動に最も適した場所、日程などの計画を立てましょう。≪企画段階の重要なチェック事項≫○意図・目的は明確か(学習、自然体験、レクリエーションなど)○開催時期は適切か(気候、参加しやすさなど)○場所は目的・活動に適しているか(周辺の環境、広さ、内在する危険など)○参加者はどのような人々か(年齢、体力、活動経験など)○活動は適切か(意図・目的に適しているか)○プログラムは参加者にとって適切か(年齢、体力、活動経験など)○中止の場合のプログラムを準備したか現地の状況を確認しよう企画が決まったら、現地の下見をして活動場所の状況をしっかり確認しましょう。○参加者の活動場所の状況と指導者の配置場所○危険箇所はないか(活動場所、移動、コース中など)○上流のダムの有無と放水計画○活動場所の河川平常水位と水温○緊急時の避難・搬出ルート○病院・消防・警察などの位置と連絡先○禁猟区や遊泳規制、河川利用の規制など届出と保険活動によっては、届出が必要な場合があります。活動場所の状況をよく調べて出発前に済ませておきましょう。また、事故はいつ起きるかわかりません。傷害保険や賠償責任保険にも事前に加入しましょう。○使用する公園や河川の管理者に許可申請や届け出をしたか○警察や消防への届け出をしたか○参加者の傷害保険・賠償保険に加入したか○主催者・スタッフの傷害保険と賠償責任保険に加入したか○保険の対象となる内容を確認したか○加入した保険の内容を参加者、スタッフに伝えたか講習を受けようどんな危険があるのか。また危険に対してどのような準備をしたら良いのか。危険回避の方法や万が一のときの救急救命などの講習を受講しておきましょう。川の指導者講習会も全国で開催されているので、ぜひ受講しましょう。活動を行う際の川の楽しみ方から安全管理、活動の企画運営まで幅広くスキルを身につけることができます。(P18参照)活動に必要な道具はもちろん、救急用品・医薬品、レスキューに必要な機材を必ず携行しましょう。ライフジャケットも水際での活動を行うのであれば人数分を準備したいものです。水に入る場合・ライフジャケット:必ず着用する。体重の10%の浮力を持つものが適当。・ぬれても良い服装:特に濡れたときに乾き易いナイロン製のものが良い。・靴:ぬれてもいい運動靴(ウォーターシューズ、リバーシューズなど)・ビーチサンダルは活動中に脱げて危険なので使用しない。川原や水辺で活動するとき・帽子をかぶる・軍手をする・動きやすい服装・ぬれてもいい歩きやすい靴などスローロープの使い方もしもの時、ロープを溺れている人の真上に向かって投げる。下手投げで投げ、溺者がロープにつかまったら、流れに引き込まれないように注意し、無理に引っ張らず、ロープをピンと張って振り子のように下流の川岸に導く。(右図参照)スローロープの正しい使用方法は、事前に川の指導者から学んでおくことが大切です。10 11