水辺の安全ハンドブック page 8/24
このページは 水辺の安全ハンドブック の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
水辺の安全ハンドブック
03川に遊ぶ2日本各地の川川での楽しみ方は、川を良く知ることでそれが何倍にもなっていく。最近では、水辺と親しみやすい護岸ができたり、川の活動に役立つような施設や活動を後押ししてくれる制度ができているんだ。そんな全国の事例から、遊び場探しのポイントを紹介しよう。遊び場探しのポイント1子どもの水辺として登録された場所★上流域流れのあるところ、岩の出ているところではヘルメットは必需品だ。滑落も大怪我につながる。不意に滑らないよう工夫しよう。3傾斜の緩やかな落ち込みにプールのない頃はこのようなところで水泳の授業を行っていた。(岐阜県馬瀬川)5流れのあまり速くない平瀬781345121110962★下流域流れがほとんどなく海の魚も見られるなど魚種も豊富。水質や人口構造物に注意して川を思いっきり満喫しよう。11人が近づきやすいように整備された護岸「子どもの水辺」とは、河川管理者や教育委員会、市民団体などが連携をし、その地域の水辺体験活動・環境学習を推進する場所。各地で登録されており、子どもの水辺サポートセンターの支援などを優先的に受けられる。〈日本全国に260箇所(H20.1.末現在)〉(岡山県旭川/一の荒手子どもの水辺)2近くに活動拠点施設のあるところ水量が適当であれば、天然のウォーター・スライダーだ。何度滑っても無料だが、パンツやライフジャケットの擦切れに注意。(福井県打波川)天然の流れるプール。ただし、下流側の流れが速くなっているところには注意しよう。(長野県和知野川)6大岩付近★中流域中流は魚種も増え、水も比較的綺麗で流れも穏やか。川遊びに格好の場。7水量の多くない川幅の狭い川水の流れる感触を全身で感じることが出来る。体が何かに引っかかって脱出できないような水圧の高いところは避よいが、鮎釣りなど他にも川の利用者がいることを忘れないようにしよう。(徳島県吉野川)9速い流れと反転流のある付近川での救助訓練などをする場所として活用しやすい。流れのあるところでは足を川底に向けないこと。(秋田県雄物川)10ワンド川岸はアシなどの草が繁り水辺に近づけない。しかし、写真のように整備され利用しやすい場所もある。(茨城県小貝川)12水際に水生植物が生えているところとろば4瀬の下流側の瀞場(淵)けよう。(熊本県白川)8穏やかな流れの区間水辺の体験活動を推進するために河川管理者等が各地域で活動拠点作りを行っている。ライフジャケットなどの貸出や、川の指導者が常駐して学校の校外授業をサポートするところもある。(北海道十勝川/北海道エールセンター)水温は低いが、魚と一緒に泳げる天然のプールだ。学校人が登れて、岩の下が深くなっている場所は格好の飛び込みスポット。飛び込み前には川底を十分に調べよう。(宮城県三迫川)カヌーやEボートでゆったりと流れるのもよし、ライフジャケットだけで流れるのも川原側に本流と繋がっているが流れのおだやかな池のようなところをワンドという。そこには多くの生きものや稚魚が見られる。(福島県阿賀川)春先から初夏にかけて、水生植物のある水際ではコイやフナなどの産卵場所、稚魚のゆりかごとなっている。タモ網でガサガサすると色々な生き物が観察できる。(神奈川県鶴見川水系早淵川)6 7