志津見ダム page 4/4

志津見ダム

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概要:
志津見ダム

しゅすいせつび志津見ダムの取水設備の特徴日本初※1しゅすいせつびの連続サイフォン式取水設備※1:逆V字形の管を縦に続けて組む取水設備を設置したことが日本初になります。※2:選択取水設備とは、ダム湖から水を取る高さを選ぶことで放流水温を調節する設備。ダムに流入する水温に対し、放流する水温が大きく差があると、下流で魚や農作物などに悪い影響がでる恐れがあることから、流入する水温と同じ水温となる高さから取水します。しすい空気によって止水を行うせんたくしゅすい新しいタイプの選択取水せつび※設備2です。こう従来のゲートのような鋼てつせいかいへいそうち鉄製ゲートや開閉装置は必要とせず、連続的に配ちょう置された逆V字管の頂ぶ部に空気を出し入れするほうりゅうしすいことで放流・止水を行います。この設備を用いることにしゅすいより、従来の取水ゲートよりも維持管理を省力こうざい化できるとともに、鋼材・せいぎょそうち制御装置等の費用が抑えられるため、コスト縮減にもなります。さんりんほぜんそちせいど環境保全対策(山林保全措置制度)操作室(堤体内部)2F:レシーバタンク・機側操作盤他1F:給排気弁スタンド・真空ポンプコンプレッサー・空気弁圧力センサユニット他給排気管空気管制水ゲート扉体選択式取水管取水スクリーン制水ゲート戸当り底部取水管導水管充水装置取水位置1.4m×11段=15.4m1.4m×2段=2.8m底部スクリーン3mしつみ春東三瓶フラワーバレーのポピーひいかわちすいたいさくかいしゅうひいかわなかうみ「笑顔と活気あふれるしあわせの里」~志津見湖~ひいかわかんどがわ出雲地方のほとんどを占める斐伊川・神戸川流域は、古事記や日本書記、出雲国風土記などに記された出雲神話の舞台です。ひいかわ斐伊川に住んでいたヤマタノオロチは、暴れ川・斐伊川そのものとも言われています。スサノオによるオロチ退治は、スサノオが体現する地域開発やかんどがわしんじこちすいたいさく治水対策を示したものではないでしょうか。ちすいたいさく現在、斐伊川・神戸川流域では、「流域全体で治水対策を分担する」ほうすいろとの考えのもと、ダムや放水路などが整備されています。こがんていぼうまた、大橋川の改修、中海・宍道湖の湖岸堤防の整備なども進められています。治水対策を不可欠とする流域の姿や、そこに働きかけて生きてきた先人達の営みがちすいたいさく出雲神話に記録されているのだとすると、現在の治水対策は、神話の時代から続く絶え間ない人々の営みを引き継ぐものといえるのではないでしょうか。さんりんほぜんそちせいどつけかえどうろけんせつつけかえどうろ山林保全措置制度は、付替道路建設に替えて、地方公共団体が付替道路に係るつけかえどうろけんせつひ範囲の山林を公有化し、ダム事業者は付替道路建設費の範囲でその費用を負担するものです。つけかえどうろ本制度の効果としては、付替道路の施工が不要になり、建設事業費の縮減、事業工程の短縮が見込め、周辺山林が適切に保全されることから山地の崩壊によるダム管理費も縮減できます。また、環境面においてもダム湖周辺に自然環境が多く残ることにより生物の生息環境の保全などの効果もあります。つけかえりんどうさんりんほぜんそちせいどていちょうこうぞう志津見ダムでは付替林道3路線で山林保全措置制度を適用し、ダムの堤頂構造を簡素化することができました。付替道路事業後管理橋付替道路従前の補償既設道路事業前山林保全措置に対する費用負担山林公有地化東三瓶フラワーバレーちすい志津見ダムは、普段は水を貯めない治水ようりょう容量の比率が大きいため、ダム湖の中に平常時は水没しない広大な土地が創出され、ポピー、コスモスが咲くフラワーバレー広場としてイベント等に活用されています。夏志津見ダム建設事業の経緯水生生物調査昭和54年11月「治水に関する基本計画」発表昭和58年3月町議会にて「治水に関する基本計画」同意昭和58年4月実施計画調査に着手昭和61年4月昭和62年3月・6月平成2年9月平成15年10月平成16年6月平成19年5月平成21年11月~平成23年3月30日午前3時平成22年12月12日平成23年6月1日建設事業に着手「志津見ダム建設事業に伴う基本協定書」に調印地元4組織は「志津見ダム建設に伴う損失補償基準協定書」に調印転流開始本体工事に着手志津見ダム定礎たんすい試験湛水満水位(サーチャージ水位)到達志津見ダム完成式志津見ダム完成国土交通省中国地方整備局出雲河川事務所志津見ダム管理支所補償関係移転家屋97戸宅地8.5ha田畑69.0ha山林283.0ha原野・その他19.6ha買収面積合計約380ha道路約24.5kmていそいし志津見ダムの定礎石『命の水命のダム』『願い・豊かなくらし』定礎石には、地元の飯南町立志々小学校児童の志津見ダムに対する想いや願いとして、「命の水命のダム」「願い・豊かなくらし」という言葉が刻まれています。【所在地】〒690-3314島根県飯石郡飯南町角井1891-20【電話番号】0854-73-0222【FAX番号】0854-73-0036【ホームページ】http://www.cgr.mlit.go.jp/izumokasen/shitsumi_index.html秋紅葉風景冬志都の里クラインカルデンの志都の里クラインカルデンの雪景色この地域を舞台とした「国引き伝説」より、志津見ダムのキャラクターとして「くにびきくん」としました。くにびきくん