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 出雲バイパス

事業概要
出雲バイパスの整備
 出雲バイパスは国道9号の出雲市内の交通渋滞緩和や、交通安全の確保を目的として計画された簸川郡斐川町富村から出雲市芦渡町に至る延長8.7kmのバイパスです。
 昭和49年度に事業着手し、平成14年度までに出雲市中野町から出雲市渡橋町間延長2.8kmを暫定2車線で供用しています。平成19年度は起点部L=0.6km以外の全線供用をめざして工事を推進します。


区間図
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構造諸元
区  間
簸川郡ひかわぐん斐川町ひかわちょう大字おおあざ富村とびむら出雲市いずもし芦渡町あしわたちょう
延  長
8.7km
規  格
第4種第1級
設計速度
60km/h
都市計画決定
昭和55年5月23日 / 昭和58年3月8日
変更: 平成13年4月17日 / 平成15年12月12日



今年度の事業
 改良・舗装工事を推進し、簸川郡斐川町併川から出雲市芦渡町までの5.3km(2/4)の開通をめざします。
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出雲市渡橋町上空より西を望む(拡大表示)


整備効果1
部分開通で渋滞を緩和
 これまでの供用により、整備着手前に比べ、商工会館前交差点の渋滞長が下り方面で約550m減少し、渋滞が緩和されました。
出雲バイパスが全線開通すると、渋滞ポイントである商工会館前交差点、出雲市役所前交差点、渡橋中央交差点で渋滞が解消されます。



整備効果2
救急救命センターのある県立病院への搬送もスムーズに
 現状までの供用により、バイパス沿線へ移転した県立中央病院への救急患者の搬送が比較的スムーズに行われるようになりました。
バイパスが全線供用すれば救急患者の搬送時間が短縮されるなど、大きな効果が期待されます。
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バイパス部分供用により救急患者搬送が比較的スムーズに行われるようになりました。


期待される整備効果
 市街地を通る国道9号から出雲バイパスへ交通が転換することで、渋滞が減少し、自動車排ガスによる二酸化炭素排出量が削減されます。
全線開通後は年間約1800tもの削減になるなど環境改善に大きな効果が期待されます。
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約1,800tのCO2は、約1,700本分のクスノキが1年間で吸収する量です。


事業の工夫
よりよい景観や環境をめざして
 地元の方々にも親しんで頂ける整備をめざし、斐伊川に架る橋について、地域にお住まいの方々や専門家による検討委員により橋梁名の募集・デザイン決定などを行いました。
 また、斐伊川河口部は全国的にも有名な野鳥の越冬地であり、専門家の助言等を基に、環境調査・保全処置も実施しています。
歴史・文化をイメージした地元意見を繁栄したデザインを採用し、「からさで大橋」の名称も公募で決定しました。   専門家などの指導・助言を基にモニタリングなどを実施し、野鳥にも配慮した工事を行っています。


TOPIC|維持管理コストを低減し、ユニバーサルデザインを積極的に採用した整備
出雲バイパスの歩道部周辺では、新技術を活用した様々な工夫を行っています。
段差や水たまりのできにくい透水性舗装を行うことで、快適に歩ける路面となっており、管理コストを抑え、優れた景観を保持する「草おさえ(防草シート)」なども採用しています。

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