A.河道内の樹木は、洪水の勢いを緩やかにしてその破壊力を弱める機能、多くの生き物の住みかとなる生息空間、良好な景観の形成など環境に優しい多様な機能を有しています。しかしその反面、洪水時における水位上昇や堤防付近の流速を速めるなど、治水上の支障となっている箇所もあります。また、河川の形状は様々で、川幅が広いところや狭いところがあるます。
こうしたことを踏まえ、川幅が狭く樹木によって流れを大きく阻害しているところを重点的に伐採するよう優先順位をつけて順次実施しています。また、伐採行為及び伐採した樹木の処分には、多額の費用が必要であり、コスト削減のために一部の箇所について市民公募による伐採や伐採木の無料配布も実施しています。