ニホンアカガエル |
Rana japonica |
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分 布 本州、四国、九州に分布する。国外では中国に分布する。
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形 態 |
体長は成体が34〜67 mm、幼生が約38 mm。 |
背面は褐色または赤褐色で、不明瞭な黒褐色の斑紋があるものが多いが、斑紋をもたないものもいる。頭部側面には吻端(ふんたん)から鼓膜の後方にかけて明瞭な黒斑がある。胴部側面には暗色斑があるものが多い。腹面は白色あるいは淡黄色。体色は個体差が大きく、時期や環境によっても著しく変わる。 |
背側線は明瞭で、目尻から真っ直ぐ後方へ伸びる。体は細長く、後肢も長い。 |
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類似種 |
ヤマアカガエル、タゴガエルなどが類似する。 |
ヤマアカガエルは山地に生息していることが多く、背側線は鼓膜の後ろで外側に曲がり、下顎周縁部に大きな黒色斑があること、タゴガエルは山地に生息し、下顎の周縁部が黒色の小班点で覆われていることから区別することができる。 |
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生息場所 |
平地や丘陵地の水田近くの草むらや、水辺の近い林に生息する。 |
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生活サイクル |
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繁 殖 |
産卵期:1〜3月 |
産卵場所:湿田や湿地などの日当たりの良い浅い水たまりに産卵する。 |
卵:産卵数は500〜3,000個。卵は黒褐色で直径1.4〜2.0 mm、寒天質の厚いゼリー層に包まれている。 |
発生:卵は約2週間で孵化する。5〜6月に変態し、小ガエルとなる。 |
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食 性 |
幼生は、植物食で主に微小植物を食べる。 |
カエルになると動物食となり、ハエ、甲虫などの昆虫類を食べる。 |
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○ |
「キヨキヨキヨ」と鳴く。 |
○ |
平地の水田などに生息するため、宅地化により生息場所が減少している。 |
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