ゴイサギ |
Nycticorax nycticorax |
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分 布 国外では北アメリカ大陸の南部や南アメリカ、アフリカ大陸の一部やユーラシア大陸南部など温帯から熱帯にかけて広く繁殖する。国内では本州から九州にかけての各地で繁殖する。
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分 類 |
●コウノトリ目 サギ科 |
生息環境区分 |
●水辺の鳥 |
渡り区分区分 |
●留鳥、東北地方以北では夏鳥、南西諸島では冬鳥 |
漢字名 |
●五位鷺 |
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形 態 |
全長約57 cm、翼を広げた大きさ約108 cm。雌雄同色である。成鳥は頭頂から後頸、背から肩羽は暗紺色である。後頭には数本の白く細長い冠羽がある。翼と腰から尾は灰色で、喉からの体下面は白色である。嘴(くちばし)は黒く、脚は黄色で、眼は赤い。繁殖期には脚が赤みを帯びた婚姻色になる。幼鳥は全身褐色で、黄白色の斑紋が密に点在する。嘴は暗色で、脚は緑黄色、眼は黄橙色である。 |
鳴き声:繁殖地では「グァー、グァー」と大声で鳴きかわす。夕暮れや採餌場へ飛来する時は「ゴァー、ゴァー」と間隔をおいて大声で鳴く。 |
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類似種 |
ササゴイの成鳥はゴイサギの成鳥に比べ小型で翼上面が黒褐色であることや、冠羽が長く暗紺色であることで区別できる。また、ササゴイの幼鳥は背が黒褐色であることや、喉からの体下面には明瞭な白色の縦斑があることなどで区別できる。 |
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生息場所 |
海岸や湖沼、河川などの水辺に多く生息する。 |
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生活サイクル |
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繁 殖 |
産卵期:4〜8月 |
産卵場所:平地や丘陵地のスギ林やマツ林、竹林にコサギやチュウサギなどの他のサギ類と混合コロニーを形成し、集団で繁殖する。 |
卵・雛:産卵は2日おきに行われる場合が多く、卵数は3〜6個である。大きさは約48.5×34.5 mmである。抱卵日数は約21日。巣立ちまでの日数は約28日である。 |
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食 性 |
成鳥は主に魚類を捕食するが、水生昆虫やカエルなども捕食する。雛は、孵化後約3週間までは親鳥が液体状に消化した餌を与えられる。それ以後は半分消化した魚、エビ、カニなどが給餌される。雛が自分で魚を食べられるようになると、親鳥は魚を捕らえてきて与える。 |
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○ |
四季を通じて鳴き、夜間にカラスのような声を出すためヨガラスという別名もある。また、幼鳥はホシゴイと呼ばれる。 |
○ |
雛はカラスに捕食される場合がある。 |
○ |
夜行性で、日中は休み、夕方から行動するが、若鳥などは時折、昼間行動する場合もある。また、100羽以上が群れて行動する場合が多い。 |
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