ユリカモメ |
Larus ridibundus |
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分 布 ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯で広く繁殖し、日本には冬鳥として多数が渡来する。主に本州以南で越冬する。
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分 類 |
●チドリ目 カモメ科 |
生息環境区分 |
●水鳥 |
渡り区分区分 |
●冬鳥 |
漢字名 |
●百合鴎 |
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形 態 |
全長約40 p、翼を広げた大きさ約93 p。雌雄同色で成鳥は顎からの体下面が白く、背や翼上面は淡青灰色で、尾は白い。初列風切(しょれつかざきり)の先端は黒く、白斑はない。嘴(くちばし)は細く長めで、体は比較的スマート。成鳥冬羽は頭部が白く、眼の上と耳羽の後方に黒褐色斑がある。嘴は赤く先が黒い。脚は赤い。夏羽は頭部が頭巾をかぶったように黒褐色で、眼のまわりには前方が途切れたアイリングがある。嘴と脚は黒みを帯びる。成鳥の翼上面は、初列風切の先端が黒く、外側数枚が白い。翼下面は初列風切の外側数枚が白く、あとは黒い。 |
若鳥の冬羽は成鳥冬羽に似るが、翼の上面に褐色味があり、小雨覆(しょうあまおおい)は特に黒褐色味が強く、尾の先には黒帯がある。
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鳴き声:「ギィー、ギィー」とか「ガッ、ガッ」と鳴く。 |
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類似種 |
本種は小型で翼の前縁が白いこと、嘴と脚が赤いこと、夏羽では頭が黒褐色であることで他の多くの種と見分けられる。 |
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生息場所 |
海岸、河口に多いが、河川をのぼり50 kmぐらいの上流域や内陸の湖に来ることもある。 |
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生活サイクル |
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繁 殖 |
産卵期:日本では繁殖しない。 |
産卵場所:繁殖期には内陸の湖沼や河川の水辺にコロニーを作り、集団で繁殖する。巣は地上に作る。 |
卵・幼鳥:卵数は普通3個。抱卵日数は22〜24日で雌雄共に抱卵する。 |
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食 性 |
雑食性で、魚や魚の死体、甲殻類、昆虫類、海藻、植物の種子などを食べる。
ダイビングして魚を捕らえたり、水面に舞い下りて魚の死体をくわえ摂ったり、嘴を水面につけ、魚を追ったりと、採餌法は様々である。 |
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○ |
日本で見られる小型カモメ類のほとんどはユリカモメである。 |
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