| モノアラガイ |
| Radix auricularia japonica |
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分 布
北海道から九州までの日本各地に分布する。国外では、朝鮮半島に分布する。
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| 形 態 |
| 殻高約2.5 cm、殻径約2 cm。殻は卵円形、薄質、半透明で右巻き。螺塔（らとう）が低く、体層が良く発達し、特に殻口が大きい。体は黄土色で黒色斑があり、触角は三角形で幅広い。 |
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| 類似種 |
| 類似種として、ヒメモノアラガイ、サカマキガイなどがある。 |
| ヒメモノアラガイは、モノアラガイに比べて小型でやや細長いことで区別できる。 |
| サカマキガイは左巻きなので容易に区別できる。 |
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| 生息場所 |
| 小川や流れの緩やかな河川、水田、池沼に生息する。水草や石などに付着している。陸上に出ることは少ない。 |
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| 生活サイクル |
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| 繁 殖 |
| 産卵は6月頃から始まる。雌雄同体であるが、他個体と交尾をして精子を交換する。 |
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一度の産卵で1〜20個の卵を細長い寒天質の袋に入れ、水草や石の表面、枯れ枝などに産み付ける。2〜3週間で親と同じ形の仔貝となって孵化する。約2ヵ月で成熟し、産卵を行う。 |
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| 食 性 |
| 草食性で主に落ち葉，枯れ枝や藻類を摂食するが、動物の死骸や産み付けた卵塊を食べることもある。 |
モノアラガイ |
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| ○ |
ヘイケボタルの餌となる。 |
| ○ |
都市部の生活排水が流入する汚濁河川には生息できない。 |
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